
自社サイトのSEO対策を、社内のリソースだけで賄うことに限界を感じていませんか?
SEOは、サイトへの集客力を高めるために欠かせない重要な施策であるものの、実行すべき事柄や範囲が年々広がり、難度が上がり続けています。
そのため、サイト運営ばかりにリソースをかけられない企業サイトが、内製だけで思うような効果を得るのは容易ではないでしょう。
企業サイトがSEOで成果を上げるには、内製だけではなく、SEO専門の会社に外注するハイブリッド型が有効です。また、自社の課題に寄り添ってくれる、優秀なSEO会社やSEOコンサルタントを見つけることも重要なポイントといえるでしょう。
本記事では、SEO対策を外注することで得られるメリットに加え、SEO会社やSEOコンサルタントの選び方のポイントなどについても詳しく解説します。
SEO会社をお探しの方はサクラサク流SEOコンサルティングサービスページをご覧ください。
https://www.sakurasaku-labo.jp/services/seo-consulting
SEO対策の基礎的な考え方については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
【2022年版】SEO対策とは?SEOの原理原則から上位表示するための5つの評価基準をねぎお社長が完全解説!
動画で正しいSEO会社の活用方法を知りたい方
サクラサクラボの編集長であるねぎお社長が「だからうちのSEOはうまくいかないシリーズ」にて、正しいSEO会社の選び方、活用方法をわかりやすく解説しています。お時間がある方はぜひ動画も併せてご覧ください。
シリーズ1本目の動画は以下からご覧いただけます。
SEO会社・SEOコンサルタントとは?
SEO会社とは「検索エンジン最適化」を意味するSEO(Search Engine Optimization)対策を専門に行なう会社です。企業のWebマーケティングに欠かせないSEO対策を請け負い、企業サイトの上位表示を目指します。
またSEOコンサルタントとは、クライアント企業に合わせた具体的な戦略づくりや実際に講じる施策へのサポートを行なう専任の担当者のことです。
SEO対策によって自社サイトが上位表示されると、以下のような効果が期待できます。
- 検索需要の大きなキーワードで上位表示できれば、圧倒的な集客数を確保できる
- 狙った検索キーワードからの流入で、自社サービスや商品にマッチしたユーザーを集客できる
- 良質なコンテンツを積み上げることによって、広告のように費用をかけ続けなくても集客できる
自社のサービスや商品を広く認知してもらうためには、SEO対策が不可欠です。
しかし「検索エンジンで1ページ目(10位以内)を目指す」といった効果的なSEO対策は専門性が高く、自社の担当者だけで実施するには限界があります。そのため、SEO会社のサポートを受けることが望ましいといえるでしょう。
とはいえ、良いSEO会社やコンサルタントを見つけるのは容易ではありません。悪徳な業者が存在することも否定できないため、しっかりと見極める必要があります。
SEO会社やコンサルタントを選ぶ際のポイントは、このあと本記事内で解説します。また、以下の記事内でも詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
本当にこの会社でいいの?現役コンサルタントが暴露!失敗しないSEO会社選びのポイント10選
SEO会社における、SEOコンサルタントのおもな提供サービス
SEO会社が提供するサービスは、一般的に以下のようなものが挙げられます。ただし、具体的なサービスの詳細はSEO会社ごとに異なるため、個別によく確認することが大切です。
- Googleのアルゴリズムに則った、サイト全体の戦略設計
サイト全体を分析して課題を洗い出すことで、変化を続けるアルゴリズムに対応する戦略を考案します。 - 内部対策・外部対策の提案、実装
サイトごとの課題に合わせて、必要なSEO対策を提案します。コンサルタントが実装まで行なうことも、珍しくありません。 - コンテンツの企画・制作
ユーザーのニーズにマッチした新たなコンテンツを企画したり、記事作成を代行したりします。コンテンツは、制作時だけでなく、長期的な資産となる重要なものです。 - 既存コンテンツの編集・改善提案
すでにサイト内に設置されているコンテンツについて、SEOを意識したリライトや追記などの編集、改善のアドバイスなどを行ないます。 - レポートを用いた定期的な効果測定
実装した対策がどれくらいの効果を得られているか、具体的なデータを測定し、分析を行ないます。得られたデータは、今後の施策を考えるうえで重要なものです。
サイトの置かれた状況によって必要な施策は異なるため、まずは自社の課題を理解することが重要です。そのうえで、同様の分野での実績が豊富なSEO会社へコンサルティングを依頼することが、SEO対策で成果を上げる近道といえるでしょう。
SEO会社・SEOコンサルタントの費用目安
SEO会社・SEOコンサルタントの依頼に必要な費用は、サービスの内容やサイトの規模などによって大きく異なります。
以下の価格を、あくまで一般的な相場として把握しておくと、SEO会社選びの参考にできるでしょう。
- 総合コンサルティング:月額20~50万円程度
- SEO記事の単価:1記事5~20万円程度
- SEOサイト設計コンサルティング:50~100万円以上(スポット・短期間での対応)
- 内部SEO対策の費用目安:30~100万円程度(スポット・短期間での対応)
SEO会社において、サービスの価格とSEO対策の効果は比例するものではありません。高いサービスを契約するほどに成果を得られるわけではないため、自社にとって必要なものを選択することが重要です。SEO会社・SEOコンサルタントを選ぶ際のポイントについて、詳しくは後述します。
また、SEO対策にかかる費用について、さらに詳しくは以下の記事で解説しているため、併せて参考にしてください。
SEO対策にかかる費用相場はいくら?施策別の料金目安と外注のメリット・デメリットを解説
【SEO対策】SEO会社・SEOコンサルタントに依頼するメリット
自社サイトのSEO対策を、社内のリソースだけで賄うケースも珍しくありません。しかし、十分な成果を得るために必要となる専門知識や作業量は多く、内製だけでは十分に対応できないのも事実です。
本項では、SEO会社やコンサルタントに依頼することで得られるメリットを具体的に解説します。
SEOの知識を駆使した全体的な改善提案を受けられる
SEO会社やSEOコンサルタントは、SEO対策をおもな事業とする専門家であり、SEO対策の全体像を把握しています。そういった専門家に依頼することで、内製では手が届かない広範囲の対策や、サイトの状況に合わせた改善策の実施が可能になります。
包括的な対策を行なうと、本来の最終目的である企業の認知や商品の売上の向上などにつながるでしょう。
このように、サイトの機能を維持するだけでなく、より具体的な目標を達成するためには、SEO会社やコンサルタントへの依頼が有効です。
最新の動向を考慮した最適な施策を実施できる
SEO会社やコンサルタントは、アップデートを繰り返すGoogleの検索アルゴリズムを常に注視し、最新の情報を追っています。そのため、大規模なアルゴリズムの変動によって順位が低下した際にも、素早く適切な対処が可能です。
一方で、内製でSEO対策を行なっている場合、順位低下に気付けなかったり、原因がわからなかったりするでしょう。原因が判明しても、どのような対策が有効かを判断するのは、容易ではありません。
その点、SEO会社には、これまで対応してきた多くのサイトから得られたノウハウが蓄積しています。自社サイトのケースにだけでなく、さまざまなデータをもとに判断できるため、高い対応力を有するのです。
詳細なサイト分析に基づき、オーダーメイドの対策ができる
インターネット上で得られる一般的なSEO手法が、必ずしも自社サイトにとって有効とは限りません。重要なのは、サイトの状況に合わせた施策を適切に選択し、実施することです。
SEO会社やコンサルタントは、詳細な分析に基づいたサイトごとの戦略設計や、見つかった課題に合わせたSEO対策を実施します。場合によっては、内部では気付けなかった新たな課題を発見することもあるでしょう。
【SEO対策】SEO会社・SEOコンサルタントに依頼するデメリット
何事にもデメリットは存在します。しかし、SEO対策の外注化については長期的な視点でうまく活用すれば、結果的に自社サイトへ大きな価値をもたらすと考えられるでしょう。
費用がかかる
前述のとおり、SEO対策を外注するにはそれなりの費用がかかります。企業によっては、予算の関係でSEO対策の外注化が叶わないケースもあるでしょう。
SEO対策は成果を実感できるまでに、少なくとも半年~1年程度の期間を必要とします。そのため、毎月支払う金額だけでなく、継続的に費用をかけ続けられるかなども含め、無理のない範囲かどうかを考慮する必要があるでしょう。
しかし、外注すると社内のリソースにゆとりが生まれたり、内製に比べて圧倒的な早さでSEO対策の効果を実感できたりします。そういった部分に費用をかける価値があると考えるのであれば、外注も視野に入るはずです。
社内にノウハウが蓄積されづらい
SEO会社に外注すると、効率良くSEO対策を進められる一方で、社内にSEO対策のノウハウが蓄積されづらくなるおそれがあります。これをデメリットと感じる方もいるかもしれません。
将来的にSEO対策の内製を考えているのであれば、SEO会社に対策の実装だけでなく、社内担当者を育てるサポートの依頼が近道だといえるでしょう。
もちろん、SEO会社と同レベルのSEO対策を行なうのは現実的ではありませんが、将来的に一部の業務を内製に切り替えるなど、外注をうまく活用することが大切です。
SEO会社・SEOコンサルタントを選ぶ際の5つのポイント
自社サイトにマッチしたSEO会社を選ぶのは難しく、何を基準にすれば良いかわからないという方も少なくないでしょう。前述したように、費用によって提供するサービスの優劣をつけられるものでもありません。
本項では、SEO会社やコンサルタントを選ぶ際の重要なポイントとして、5つ解説します。
これまでの実績や成功事例を確認する
SEO対策の実力は、SEO会社が実際に施策を行なったサイトで確認できます。
少なくとも、これまでに担当したクライアント企業の社名や、SEO対策を行なって得られた成果を示す具体的なデータなどを公開しているSEO会社から選ぶことが重要です。逆に、実績の提示を求めても理由なく非公開とするSEO会社があれば、契約を見送るほうが無難でしょう。
特に、自社の扱うサービスや商品が、Googleからの評価基準が厳しいYMYL分野に該当する場合、同業種のサイトにおける成果の確認は必要不可欠です。
なお、YMYLは「Your Money Your Life」の略となり、金融や健康・医療をはじめとする、人々に大きな影響をおよぼす可能性のある分野を示すものです。
YMYL分野に該当する内容やSEO対策については、以下の記事で詳しく解説しています。
要望に合ったプランが用意されているかを確認する
自社サイトの状況や、社内リソースでどこまで対応できるかなどにより、SEO会社に依頼する内容は異なります。
例えば、以下のケースはそれぞれ必要なサービスが異なるため、当然ながらかかる費用や期間にも差が生じます。
- サイト全体の設計から見直し、改修や新規SEOコンテンツの制作まで一括で依頼したい
- 基本的に内製できるものの、専門家による状況調査と改善策の提案を受けたい
- 新規コンテンツを定期的に設置したい
SEO会社によって対応できるサービスが異なるため、自社の状況を改善してくれる効果的なプランが設けられているかを確認しましょう。
費用感が明確かどうかを確認する
サービスの費用については、事前に内訳まで確認することが大切です。
SEO対策は奥が深く、施策が広範囲におよぶことも少なくありません。そのため、依頼できるのは施策の提案だけなのか、その後の実装まで含まれるのかなど、費用に含まれるサービスの範囲を明確にしておく必要があります。
また、SEO会社によっては、特定の対策に特化していたり、対応できない範囲があったりすることも想定しておくべきでしょう。
認識の違いがあると、外注したにもかかわらず、想像よりも社内のリソースを取られてしまうケースもあるため注意しましょう。
SEO会社自身がSEOマーケティングに成功しているか確認する
SEO会社自身が運営し、情報を発信しているオウンドメディアの状況を確認することも、実力を判断するための重要な材料となります。
設置されているSEOコンテンツの質や量、SEO関連の検索キーワードで上位表示されているかなどをチェックしてみましょう。
SEO専業のサクラサクマーケティング株式会社では、SEOおよびWebマーケティングに関する情報やノウハウを提供するサイト「SEO研究所 サクラサクラボ」を運営しています。
熱心で誠実なSEOコンサルタントがいるか確認する
サービス内容や費用だけでなく、専任担当者として実際に関わることになるSEOコンサルタントについても、事前によく確認する必要があります。
SEO会社との契約は、一般的に短くても数ヵ月、場合によっては年単位で継続的に行なうことも珍しくないため、長く付き合うことになるSEOコンサルタントの人柄は重要です。
具体的には、以下のような点について確認するとよいでしょう。
- SEOに関する豊富な知識があるか
- クライアント目線で考え行動できるか
- 誠実で熱心な人柄か
- わかりやすい言葉を用いた丁寧なコミュニケーションがとれるか
また、SEO会社のコンサルタントと自社担当者との相性も、SEO対策の成果に影響をおよぼす可能性があるため、事前にしっかりと顔合わせをすることが望ましいといえます。場合によっては、契約までの手続きを行なう営業担当者と実際に業務を行なうSEOコンサルタントが異なることもあるため、必ず契約前に確認しましょう。
こんなSEO会社は要注意!選んではいけないSEOコンサルタントの特徴
残念なことですが、SEO会社を名乗る企業のなかには、悪徳な業者が存在するのも事実です。本項では、おすすめできないSEO会社やコンサルタントの特徴を、具体的に解説します。
「必ず上がる」「すぐに成果が出る」といった安易な発言をする
Google検索エンジンのアルゴリズムの仕組みは、一般に公表されていません。そのため、どれほど優秀なSEOコンサルタントであっても、実行した施策に対する確実な成果は保証できないのが現実です。
このことから、SEO会社の営業トークに「自社の提案する施策で必ず表示順位が上がる」「1ヵ月程度ですぐに成果が出る」といった発言があるとしたら、偽りだと考えてよいでしょう。
根拠のないことを約束するようなSEO会社やコンサルタントとは、契約すべきではありません。
リスクの大きい施策を勧めてくる
自社サイトに不利益をもたらすおそれのある、ハイリスクな施策を勧めてくるSEO会社にも注意が必要です。
ハイリスクな施策として代表的なものに、かつてはSEO対策として有効だった、作為的な外部リンクの獲得(被リンク施策)が挙げられます。
サイトの順位上昇を目的として意図的に被リンクを受けたり、費用を支払って被リンクの獲得をしたりすることは、2022年現在ではGoogleのガイドライン違反です。ペナルティーの対象と判定されれば、サイト全体の評価を大きく低下させるおそれがあります。
こうしたリスクの高い施策を勧めてきた場合、相手との契約は差し控えるのが無難でしょう。
適正ではない価格や契約期間を提示してくる
相場よりも明らかに高い費用や、契約当初から不要に長すぎる契約期間を提示するSEO会社との契約も、慎重に検討する必要があるでしょう。
SEO対策は専門性が高い技術であることから、情報格差につけこまれ、法外な費用を請求されるケースも一部存在します。
不当な契約を結ばないためには、本記事内でも紹介した費用の相場を一つの目安にしてください。また、複数のSEO会社から見積りをとり、サービス内容や費用だけでなく、担当者のコミュニケーションの質などを含めて比較する方法もおすすめです。
サービスの売り込みばかりで十分なヒアリングをしない
SEO会社にとって最も重要なのは、クライアントサイトの課題を明確にし、設定した目標に向けて最適な道筋を示すことです。そのためには、現状の悩みや困りごとの詳しいヒアリングが欠かせません。
したがって、十分なヒアリングを行なわないようなSEO会社は、サイトごとの状況を把握しようとしていないことがわかります。自社サービスの売り込みのみに重点を置くSEO会社やコンサルタントと契約しても、支払う費用に見合った成果を得るのは難しいでしょう。
SEO会社・SEOコンサルタント選びの失敗を避けるために、今すぐできること
SEO会社やコンサルタント選びを成功させるためには、自社の担当者自身も最低限のSEOに関する知識を身に付けるとよいでしょう。
前述したように、SEO対策は専門性が高いことからも、情報格差につけこまれやすいという現状があります。まったく知識がない状態では、自社にとって必要なサービスかもわからず、費用の正当性も判断できません。
SEOに関する知識は、専門書やYouTubeなどの動画コンテンツで学べるため、用語の意味や全体像のイメージをつかんでおくとよいでしょう。特に、SEOを専門に扱う企業など、信頼性の高い発信者が提供するコンテンツがおすすめです。
「ねぎお社長のWEBマーケチャンネル」は、中小企業のSEO対策を専門に行なうサクラサクマーケティング株式会社の社長自らが発信する、YouTubeチャンネルです。
SEO対策およびWebマーケティングに関する用語解説やツールの使用方法、SEOの最新トレンドなどをわかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
SEOの難度が高まり続けるなか、企業サイトのSEO対策を社内のリソースだけで賄うのは難しくなっています。十分な成果を得るためには、社内担当者による内製と、SEO会社への外注をうまく組み合わせて活用する、ハイブリッド型の戦略が有効です。
SEO会社を選ぶ際には、過去の実績やプラン内容に対する費用の詳細を確認したり、サイトごとの状況に合わせた柔軟な対応をしてくれるかをチェックしたりするとよいでしょう。また、長く付き合うことになるSEOコンサルタントは、人柄や自社担当者との相性も大切です。
SEO専門のサクラサクマーケティング株式会社では、企業様のお悩みとご予算に合わせた柔軟なプランを設定いたします。これまでに対応した複数の案件について、具体的な費用と成果を併せて公開していますので、ぜひ参考にご覧ください。