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【2023年11月最新版】コアアルゴリズムアップデートとは?注目すべきポイント、公式Q&Aについて全解説【動画付き】

2023年11月、Googleは今年4回目のコアアルゴリズムアップデートを実施しました。コアアルゴリズムアップデートはSEO対策において重要な要素の一つであり、動向が気になる方も多いでしょう。

この記事では、SEO歴19年、サクラサクマーケティング株式会社社長の“ねぎお”が、11月のコアアルゴリズムアップデートの概要を詳しく紹介します。また、対策を進めるうえで重要な点についてもわかりやすく解説します。

SEO初心者の方はもちろん、コアアルゴリズムアップデートの最新情報を知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

なお、この記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます。

【速報】うぉ!また来た!11月コアアルゴリズムアップデート展開!Googleの公式FAQをわかりやすくねぎおが解説!寄生サイトも影響大!

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コアアルゴリズムアップデートとは?

コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを大幅に見直し、変更を加えることです。略して「コアアップデート」とも呼ばれます。

Googleの検索アルゴリズムでは、小規模な更新が日々行なわれています。一方で、コアアルゴリズムアップデートのような大規模かつ広範囲におよぶ更新が実施されるのは、年に数回(2~3回)程度です。

コアアルゴリズムアップデートが実装される際は、Google Search CentralのX(旧Twitter)でアナウンスされます。以下は、Google Search Centralによる2023年11月3日(日本時間)の発表です。

コアアルゴリズムアップデートでは検索アルゴリズムに大きな調整が入るため、検索結果(検索順位)が上下に大きく変動するケースが多く見られます。

コアアルゴリズムアップデートの目的

Googleの公式サイトでは、コアアルゴリズムアップデートの目的を以下のように明言しています。

コア アップデートは、全体として、有用で信頼できる結果を検索ユーザーに提供するというGoogleの使命を果たすことを目的としています。
引用元:Google 検索のコア アップデートとウェブサイト|Google検索セントラル

具体的に挙げられているGoogleの使命は、以下の5項目です。

  • ユーザーを守る
  • より多くの人に機会を
  • 多様性の推進
  • 危機に対応する
  • サステナビリティを推進する

参考:より多くの人々の、より良い毎日のために|Google

【2023年最新版】コアアルゴリズムアップデートの履歴

コアアルゴリズムアップデートの履歴は、Google Search Status Dashboardから確認できます。2023年は計4回のコアアルゴリズムアップデートが実施されています。

以下に2023年から2020年までさかのぼって、コアアルゴリズムアップデートの展開日と期間を紹介します。なお、時間はいずれもアメリカ現地時間です。

2023年

展開日 期間
第4回 11/2 25日と21時間
第3回 10/5 13日と23時間
第2回 8/22 16日と3時間
第1回 3/15 13日と7時間

2022年

展開日 期間
第2回 9/12 14日
第1回 5/25 15日

2021年

展開日 期間
第3回 11/17 13日
第2回 7/1 11日
第1回 6/2 10日

2020年

展開日 期間
第3回 12/3 13日
第2回 5/4 14日
第1回 1/13 3日

参考:Google Search Status Dashboard|Google

【2023年11月】コアアルゴリズムアップデートについて解説


ここからは2023年11月に行なわれたコアアルゴリズムアップデートについて解説します。

【速報】うぉ!また来た!11月コアアルゴリズムアップデート展開!Googleの公式FAQをわかりやすくねぎおが解説!寄生サイトも影響大!

【2023年11月】コアアルゴリズムアップデートの概要

通常、コアアルゴリズムアップデートの実施は年に2~3回です。しかし、2023年においては、11月2日に4回目のコアアルゴリズムアップデートが行なわれました。

前章でも紹介したとおり、前回(第3回)の実施は10月5日であり、1ヵ月も経たないうちに第4回がリリースされたことになります。これは極めて異例の事態です。

【2023年11月】コアアルゴリズムアップデートの公式Q&A

まずは、2023年11月2日のアップデートに際し、公式が発表したQ&Aの内容を紹介します。

(Q1)今月はどのようなアップデートがされる?

  • 11月にコアアルゴリズムアップデートを展開
  • 11月のコアアルゴリズムアップデートでは、10月とは異なる内容の改善を実施
  • 来週、レビューシステムアップデートも実施する
  • レビューシステムアップデートは常態化させるため、今後の通知はしない

(Q2)ランキングシステムとアップデートの違いとは?

  • ランキングシステムとは検索結果の生成に使用されるもので、複数のシステムを使用している
  • アップデートは、ランキングシステムに改良を加えることを指す

(Q3)Googleがアップデートをする理由とは?

  • Googleでは検索結果の順位付けを自動で行なっているが、完璧なアルゴリズムは存在しない
  • そこで、常に改善のためのアップデートを繰り返している

(Q4)以前よりアップデートを増やしている?

  • そもそもGoogle検索では、年に数千回のアップデートを実施している
  • そのなかで重要性の高い、注目に値する更新のみ共有している(年に10回前後)

(Q5)アップデートの際は、何をすればいい?

  • 多くのクリエイターは、特別に何かをする必要はない
  • ユーザーに役立つ、有用で信頼性の高いコンテンツを作れば良い
  • 特定のアップデートに対してトラフィックが減少した場合は、Googleが提供する個別ガイダンスを確認する

(Q6)アップデートで順位が下落したのは、スパム行為と判定された?

  • スパムとは無関係のアップデートのあとに変化があった場合は、スパムではなくコンテンツの品質を疑うべき
  • スパムアップデートで下落した場合は、スパム行為と判定された可能性もある

(Q7)共有されるアップデートとは?

  • 重要性が高く、注目に値するアップデートと判断した場合
  • なお、Googleでは重要なアップデートが重ならないよう努めているが、タイミングによってはアップデートが重なる場合もある

(Q8)ホリデーシーズン、ショッピングシーズンのアップデートはない?

  • 11月と12月の商戦期は避けるようにしている
  • ただし、絶対とは限らない

(Q9)アップデートが機能しているかどうかは、どう判断する?

  • Googleでは、厳格な評価プロセスにかけて評価指標を分析し、提案された変更を実装するかどうかを決定している

参考:Google 検索の更新に関する Q&A 2023年11月2日(木曜日)|Google検索セントラル

【速報】うぉ!また来た!11月コアアルゴリズムアップデート展開!Googleの公式FAQをわかりやすくねぎおが解説!寄生サイトも影響大!

【2023年11月】コアアルゴリズムアップデートで注目すべき点

続いて、2023年11月のコアアルゴリズムアップデートで注目すべき点について考察します。

大型のサイトも含めて、素早くアップデートの影響を受けた

今回のコアアルゴリズムアップデートでは、大型サイトも含めて検索結果に影響がありました。

例えば、世界的に有名なSEOコンサルタントであるGlenn Gabeも、11月のコアアルゴリズムアップデートの実施後、非常に素早く、広範囲で大幅なトラフィックの増加と減少が見られたことを報告しています。

寄生サイトの順位は下落傾向にある

今回のアップデートによる影響のなかでも、特に注目を集めているのが奇生サイトです。

奇生サイトとは、すでに高い信頼性や評価を得ているWebサイトのサブドメインやサブディレクトリに、第三者がコンテンツを掲載しているサイトのことです。

Googleは、2023年9月に実施されたヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)において、初めてこの奇生サイトについて言及しました。具体的には以下です。

メインサイトまたはサブドメインで第三者のコンテンツをホストしている場合は、Google が生成するサイト全体のシグナル(コンテンツの有用性など)にそのようなコンテンツが含まれる可能性があることをご理解ください。そのため、そのコンテンツがメインサイトの目的から大きく外れている場合や、厳重な管理またはプライマリ サイトの関与なしに制作されている場合は、Google によるインデックス登録をブロックすることをおすすめします。
引用元:Google 検索のヘルプフル コンテンツ システム | Google 検索セントラル

寄生サイトについては、Googleのスタッフが奇生サイトに対する改善は実装していないと9月に言及していたものの、今後の動向が注目されていました。そして、11月のコアアルゴリズムアップデートにおいて、案の定、寄生サイトのトラフィックが下落傾向にあることが確認されました。

某コーポレートサイト配下の寄生サイト

某メディアサイト配下の寄生サイト(1

某メディアサイト配下の寄生サイト(2)

某メディアサイト配下の寄生サイト(3)

※画像はねぎお社長のSEOチャンネル「【速報】うぉ!また来た!11月コアアルゴリズムアップデート展開!Googleの公式FAQをわかりやすくねぎおが解説!寄生サイトも影響大!」より

この件については、前出のGlenn GabeもXで見解を述べています。10月と11月のコアアップデートの間に、多くの寄生サイトのトラフィック低下が確認できたことから、Googleがアルゴリズムによる寄生サイト対策に取りかかったのではと推測されているのです。

ヘルプフルコンテンツアップデートについては以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:【2023年9月度最新】Googleヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)とは?今回の変更点や影響を受けるサイトの特徴と対策をねぎお社長がわかりやすく解説

コアアップデート対策としてやるべきこと


ここからは、コアアルゴリズムアップデート対策として取り組むべきことを解説します。ただし、結論から述べると、何か特別なことをする必要はありません。

ユーザーファーストの視点を無視した裏ワザ的な施策は、たとえ短期的な成功を収めたとしても、いずれGoogle側に発見され対策が採られます。これは、寄生サイトの一件からも明白です。

したがって大切なのは、Googleの理念や使命に従い、ユーザーの役に立つコンテンツを作成することにほかなりません。

そのために日頃から取り組むべきことを、以下に紹介します。

参考:Google が掲げる10の事実|Google

ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成する

前述のとおり、Googleはユーザーファーストを第一としています。したがって、サイト運営者が最も重要視すべきは、検索ユーザーが求める情報を過不足なく提供することです。

そこでまずは、ターゲットとなるユーザーの悩みやニーズを詳細に分析し、自社が提供できる価値について検討します。この際、たった1人のユーザー像(ペルソナ)を満足させられるコンテンツを意識することがポイントです。

ユーザーの検索意図を満たす質の高いコンテンツを作り続ければ、小手先のSEOの裏ワザに頼ることなく、成果を上げることができます。

ペルソナの設定やSEOキーワードの選定方法については、以下の記事も参考にしてください。

関連記事:SEOキーワードの選定方法を6ステップで解説!キーワード選定のコツやおすすめツールをご紹介

コンテンツのE-E-A-Tを高める

質の高いコンテンツとは具体的にどのようなものか、わからない方もいるかもしれません。

質の高いコンテンツの定義はさまざまですが、ここでは基本事項として、Googleの品質評価ガイドラインでも言及されている「E-E-A-T」を高めることをおすすめします。

E-E-A-Tとは、以下の要素の頭文字です。

E:Expertise(専門性)
E:Experience(経験)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)

参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

いずれも一朝一夕で向上させられるものではありません。しかし、このE-E-A-Tのうち、専門性を高める施策は、比較的取り組みやすいといえます。

具体的な施策として、「特定の専門分野に関するコンテンツ作成に注力する」「専門家に執筆や監修を依頼する」などが考えられます。このように、専門性を高める施策を優先的に行ない、コンテンツの質を上げていくことが重要です。

さらに、Googleの公式情報ではありませんが、トレンドを意識した「Notability(注目性)」と、信頼性のもとになる「Transparency(透明性)」も併せて意識すると、より良いコンテンツになります

サイト全体のユーザビリティを高める

コンテンツからは少し話が逸れますが、サイト全体のユーザビリティを高める取り組みも忘れてはならないポイントです。

どれほど有益なコンテンツを公開していても、サイトの利便性が低ければ、必要な情報がユーザーに届きにくくなります。これについてはGoogleも、「Google が掲げる 10 の事実」において、一貫してユーザーの利便性が第一であると明言しています。

そこでサイト運営者には、UI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)を高める努力が求められます。

以下は、ユーザー視点から見た良いUIおよびUXの一例です。

Webサイトにおける良いUIの例

  • どのページからでも、すぐにTOPページに戻ることができる
  • テキストリンク、ボタンの配置や色が最適化されている
  • 見やすいフォント、レイアウトで統一されている
  • ユーザーが迷うことなく目的のページを見つけられる導線がある

Webサイトにおける良いUXの例

  • 読み込み速度が速く、閲覧時のストレスがない
  • ターゲットユーザーが用いる主要なデバイス(パソコン、モバイル)で見やすいデザインになっている
  • ターゲット層に刺さる魅力的なグラフィックが用意されている
  • 高齢者や障がい者なども含めて、誰もが利用しやすい設計になっている

上記を参考に、ユーザーがストレスなく必要な情報にたどり着けるよう、サイト全体の設計を見直してみてください。

自社での対応が難しいなら、SEOの専門家に相談する選択肢も

前述のとおり、Googleのコアアルゴリズムアップデートに対する特別な対策は不要です。しかし、アップデートのたびに「自社サイトのトラフィックが下落するのでは」と、不安を感じる企業担当者の方も少なくありません。

「ユーザーファーストが大切なのはわかったが、そもそも何から手を付ければいいかわからない」「自社でのSEO対策に限界を感じている」という場合には、積極的にプロの助けを借りることも選択肢の一つです。

サクラサクマーケティングはSEO一筋、19年の経験と実績を有するWebマーケティング戦略のパートナーカンパニーです。お客様のご要望や課題にとことん寄り添い、プロのコンサルティングチームによる二人三脚のSEO対策サービスを提供しています。

サクラサクマーケティングの施策事例については、以下からご覧ください。BtoBコンテンツマーケティングでアクセスが10倍増した事例など、具体例とともに随時更新しています。

施策事例 | SEO研究所サクラサクラボ

また、以下の記事では、SEO会社の選び方や費用相場について述べているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:
SEO会社の選び方のポイント8選!依頼NGなSEOコンサルの特徴も紹介
SEO対策の費用相場は?施策別の料金や安く抑えるためのポイントを紹介

Googleの原則さえ守れば、コアアルゴリズムアップデートは怖くない!

定期的に行なわれるGoogleのコアアルゴリズムアップデートは、SEO対策において重要な要素の一つです。しかし、Googleの原則さえ守れば、恐れることはありません。Googleの基本理念を理解し、質の高いコンテンツを作成することに注力してください。

サクラサクマーケティング株式会社では、企業様のサイト運営をサポートするSEOコンサルティングサービスを提供しています。

プロのコンサルティングチームが企業様のお悩みや課題に寄り添い、より良いサイトを育てるお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。

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    ねぎお社長 (根岸雅之)

    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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