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【速報】2020年12月コアアルゴリズムアップデートの変動事例

日本時間12月4日未明、Googleがコアアルゴリズムアップデートを行いました。

今回のアップデートについて、変動の大きかったカテゴリ分析結果や個別変動事例を紹介します。

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動画でも解説

コアアルゴリズムアップデートとは何か、どう対応すればよいかはこちらの動画にて解説しています。
合わせてご覧ください。

12月コアアルゴリズムアップデートの予告と展開

最近の通例どおり、Googleはアップデートの直前に予告を行うようになっています。
予告自体は本当に直前のためほとんど意味はありませんが、コアアップデートが行われたかどうかがわかるようになったのはうれしい点です。
今回のアップデート予告日本時間12月4日の午前0時すぎでした。

アップデート名も通例のルールに従って”December 2020 Core Update”と命名されました。

予告の3時間後の午前3時にはアップデートが展開されたとのツイートが続きました。

前回のアップデートは5月5日でしたので、約7ヵ月という長い間が空いていたことになります。

また、Googleは年末時期のアップデートを避けることが多かったため、今回は12月のアップデートに踏み切った珍しいケースとなりました。
アップデート前の11月にも、Google社員が「年内にアップデートは行われない可能性が高い」旨の発言をしていただけに、アップデートが行われたのは意外でした。

なお、日本では2017年12月に医療健康アップデートが行われたことがありましたが、これは全世界を対象としたコアアップデートではありませんでした。

参考:医療や健康に関連する検索結果の改善について
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/for-more-reliable-health-search.html

コアアップデートの変動観測

変動値推移

サクラサクラボではアップデート展開のツイートから約6時間後に中程度の変動が観測されました。
しかしその後も大変動の水準には達することなく1日足らずで変動は収束していきました。
(※あくまで全体の変動値が収束しているということであり、アップデートが展開し終わるまでに1~2週間かかると言われています。)

今回の変動値推移

これは、前回5月のアップデートで大変動の状態が長く続いたのに比べると変動規模が小さかったのだと考えられます。

前回の変動値推移

変動カテゴリ観測

続いて、どのようなカテゴリが変動したのかを観測したものが以下の図です。

今回の変動カテゴリ

赤字の医療健康系のカテゴリが大きく動いていることがわかります。
ペットカテゴリもペットの健康系のクエリを含むため、弊社のカテゴライズでは医療系と同じような動きをすることが多くなっています。

相対的に、お金系を示す青字のカテゴリは変動順位はやや低くなっています。

なお、以下は前回5月の変動カテゴリ順位です。

前回の変動カテゴリ

5月のアップデートは世界的にコロナウイルスの感染が拡大してから初めて行われたものでした。
今回のアップデートも5月と同様に医療健康系のカテゴリ変動が高い傾向が見られました。

コアアップデートの変動観測

今回のアップデートにより、順位が上昇または下落した事例をご紹介します。
あくまで個別事例を紹介しているだけですので、各事例が必ずしも全体の傾向を反映しているわけではないためご注意ください。

今回の変動は変動値が示す通り、変動を受けたキーワードも変動幅もあまり大きいものではありませんでした。

これまでの変動であれば上位表示から一転して圏外に下落するような大きな下落も見られましたが、今回はそのような下落は抑えられていた印象です。

また、全てではありませんが、今回の変動で影響を受けたキーワードは、5月の変動でも影響を受けていたり、8~11月(Googleから発表されたアップデートはありません)のタイミングで大きく順位が変化していたりするものが多く見られました

一方、5月のアップデートに比べると、今回のアップデートで影響を受けたKWは、1月のアップデートではあまり影響を受けた様子は見られませんでした。

医療系1

キーワード:地域×疾患系KW
サイト種類:病院検索ポータルサイト
変動推移:下落

医療系変動事例1

地域キーワードを含む医療系クエリでは、当地の病院・クリニックサイトが上位表示する傾向が強まっているためか、ポータルサイトは順位が下落する傾向にあるように感じます。

このケースでは、5月のアップデートで上昇した順位が下落していました。

医療系2

キーワード:クリニック指名KW
サイト種類:クリニック公式サイト
変動推移:上昇

医療系事例2

今回のアップデートで指名KWの検索順位が回復したクリニックサイトの事例です。

このサイトでは5月のアップデートで順位が上昇したものの、その後再度下落傾向にありました。

公式サイトであってもいまだに指名検索の順位が取れないサイトもまだまだみられるようです。

医療系3

キーワード:地域×診療科系KW
サイト種類:当地のクリニック公式サイト
変動推移:上昇

医療系事例3

前事例とは別のクリニックサイトです。
指名検索だけでなく、地域検索でも順位が上昇する例が見られました。

健康系1

キーワード:栄養系KW
サイト種類:食品製造
変動推移:上昇

健康系事例1

今回上昇した健康系KWの事例です。
このKWは5月のアップデートで上昇していましたが、その後順位がやや不安定化していました。

健康系2

キーワード:健康系KW
サイト種類:健康情報サイト
変動推移:上昇

健康系事例2

このKWは5月のアップデートでも上昇する動きが見られましたが、今回さらに上昇する動きが見られ、直近1年での最高順位が観測されました。

法律系

キーワード:法律系KW
サイト種類:弁護士事務所
変動推移:下落

法律系事例1

法律系は健康やお金に関わるKWではありませんが、YMYLとして最近高めの変動が観測されているカテゴリです。
この事例ではサービスに関連したKWで順位下落が見られました。

一方、同じ弁護士事務所が別のサブドメインで別の法律系サービスを提供しています。
上記の事例とは異なり、以下の事例では上昇の動きが見られました。

キーワード:法律系KW
サイト種類:弁護士事務所
変動推移:上昇

法律系事例2

なお、上記では個別のKW事例をピックアップしましたが、このサイトについては流入傾向も同様に、一方のサブドメインでは上昇し、他方では下落傾向にあるようです。
運営者もドメインも同じであるにもかかわらず、サブドメインごとにサイト単位の順位上昇と下落の傾向が入り混じっていたことになります。

EC系

キーワード:商品系KW
サイト種類:ECサイト
変動推移:下落

EC事例

Googleの定義上は商品系KWもYMYLですが、普段あまり大きく変動していないカテゴリです。
今回も大きな変動は見られていませんが、このタイミングで変動していた事例を紹介しています。

お金系

キーワード:クレジットカード系KW
サイト種類:アフィリエイトサイト
変動推移:下落

お金系事例

5月のアップデートでは上昇の動きも見せていましたが、8月頃の下落と上昇を経て、今回のアップデートで大きく順位を落とした事例です。

非YMYL

キーワード:マーケティング系KW
サイト種類:コーポレートサイト
変動推移:下落

非YMYL系事例

徐々に順位を上昇させていたKWが今回の変動で下落してしまった事例です。
このようなケースでは、改めてGoogleやユーザーに評価されるサイトとはどのようなものか、に基づいて再度サイト改善を進めていく必要があります。

まとめ

コアアルゴリズムアップデートでは、Googleは特に健康やお金系の分野において、E-A-Tをもとに順位を変動させることが多くなっています。
特に今回と前回のアップデートでは健康系のKWに大きな変動が見られました。

アップデートで上昇しようが下落しようが、サイト運営に関わる者にとっては引き続き「コンテンツを改善」していくしかありません。
コンテンツを改善するというのは、よりよいコンテンツを作成することはもちろんですが、サイトやページがよりよいものだと周囲から認めてもらえる状態にすることが重要です。

Googleは長期的にそのようなシグナルをE-A-Tとしてとらえて評価していると考えられますので、引き続き長期的な視点でコンテンツ改善の取り組みを続ける必要があります。

前回(5月)のコアアルゴリズムアップデート変動事例
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/may-2020-core-update-fluctuation

Google検索で順位が下落したときの原因とSEOによる対処法
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/seo-droprank

Googleが最重視するE-A-Tを高めるための対策
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/e-a-t

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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