SEO対策において被リンクは何かと話題に上がることの多いトピックです。
ただし今回は、被リンクではなく「発リンク」に対する注意点についてご紹介します。
発リンクとSEO効果
発リンクとは、あるページからサイト外部へリンクすることを指します。
SEO施策の観点から見た発リンクについては、以前は外部サイトにリンクの価値を与えてしまう(リンクジュースを流してしまう)ため、SEO上では不利であるとの見方が多いものでした。
実際、発リンクによってリンクされた外部サイトの評価が高まることは事実ですが、発リンクを行った自ページの評価が必ず落ちるわけではなく、むしろ逆に発リンクを行ったことで評価が向上することを示唆する報告もあります。
ユーザーにとってコンテンツをより有益にするために設置された発リンクであれば、プラス評価をするということは理にかなっていると考えられます。
発リンクとペナルティ
一方で、不自然な発リンクを多数設置することは悪い影響があると考えられます。
場合によってはペナルティを受けることにも繋がります。
不自然な被リンクと同様に、以下のような発リンクはGoogleからスパム認定をされてしまう可能性がありますので、今一度注意が必要です。
商品提供の見返り等を理由として、商品提供元サイトに不自然にリンクする行為
企業から無料の商品(サンプル)を提供されたユーザーが、レビュー記事を投稿した際に企業のページへリンクを貼る行為等を指します。
これらのペナルティが一斉に起こる前に、Googleウェブマスター向け公式ブログ内でこう発言されています。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/03/best-practices-for-bloggers-reviewing.html
よって、無料の商品やサービス等の提供を受けてから設置するリンクについては、その記事からのリンクにnofollowを設置する必要があると言えます。
さらに、リンク先の記事と自サイトとの関係性を示しておく必要がある、とGoogleのJohn Mueller氏も話しています。
1ページから数百以上など、あまりに発リンク数が多い
このようなリンクは、クローラーの目を盗んで検索順位を操作する行為とみなされる傾向があります。
営利的な意図や、あからさまなリンク数の多さがスパムと判断されるのではないかと考えます。
まとめ
実際にユーザーにとって有益になる発リンクは、リンク先に評価を渡して失ってしまうのではなく、むしろ自サイトの評価を高めることに繋がります。
それはユーザー目線に立ってコンテンツを作成し、ユーザーの満足度を上げるコンテンツを作成しようとする行為なので、Googleも評価するのだと考えます。
逆に、大量の発リンクをスパム的に設置する行為にはメリットは無く、ペナルティを受けてしまうこともあります。
本当に必要なリンクであれば、リンク先との関連性を示し、かつnofollowを設置する等して、適切な発リンクを行うことが重要と言えるでしょう。
nofollowの設置に関しては下記にて説明しています。
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/noindex-nofollow