ブログやサイトの運営を行う上で、自サイトを正しく分析することはとても大切です。
例えば、ユーザーがどのようなキーワードで流入しているかを知ることは、今後の流入増加施策にも大いに役立ちます。
なぜなら、流入キーワードからユーザーのニーズや心理を予測し、それをもとにユーザーを満足させるコンテンツ作成を行うことが、コンバージョン率を高めることに繋がるからです。
本記事ではGoogleアナリティクスを使用して検索ワードを調べる方法と、検索キーワード不明を表す「not provided」について解説します。
流入キーワードの確認方法
まずGoogle Analyticsにログインしますが、初めて利用する場合はGoogleアナリティクスアカウントを作成します。
ログイン後レポート画面を開いたら、集客→チャネル→Organic Search または、集客→キャンペーン→オーガニック検索キーワードの順にクリックすると確認できます。
なお初期設定では、表示されるキーワードは最大で10個までですが、設定変更を行うと5,000個まで表示可能です。
ほとんどの方はご存知だと思いますが、念のため「オーガニック」とは何かを簡単に説明します。
サイトに訪れたユーザーのうち、特定のキーワード検索を行って来た場合はオーガニックユーザー、外部サイトに貼り付けされたリンクを辿ってきたユーザーは、リファラルユーザーと呼ばれ、区別されているのです。
オーガニックは自然、リファラルは紹介を意味しています。
(オーガニックに関する一連の説明は不要なら削除してください)
not providedの増加と対応方法
サイトを分析し、改善点を見つける上で非常に重要な流入キーワードをGoogleアナリティクスで確認する方法を紹介しましたが、現在ではほとんど(95%以上)のキーワードがnot proovided(不明)となっており、検索キーワードが取得できません。
このようなことが起きる理由は、Googleがユーザーのプライバシー保護を重視し、SSLでセキュリティを強化しているためです。
では、not providedと表示されて分からないキーワードはどうやって調べたらいいでしょうか?
サイトを訪れるユーザーの検索キーワードを知ることは大切なことなので、Googleアナリティクス以外のやり方で調べてみましょう。
いくつか方法がありますが、下記に一例を紹介します。
検索アナリティクス
Googleが提供している別のツールで、「Google Search Console」というものがあります。
Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポート(旧:検索アナリティクス)を用いると、最大16カ月分の流入キーワードが取得可能です。
正確にはどんなキーワードで検索結果として画面に表示されたか、どのキーワードでクリックされているか、平均掲載順位、クリック率などの情報が得られます。
ただし、Google Search ConsoleではGoogle検索のみの数値のため、Yahoo検索などは含まれておらず、流入全部について把握することはできません。
取得できているキーワードから全数を推定する
Googleアナリティクスで流入キーワードを調べるとnot providedと表示さてしまうので、その下に隠れてしまっている数字は分かりませんが、全数を推測するやり方もあります。
たとえばnot providedが98%、キーワードAが1%であった場合、何かしらのキーワードが取得できている2%に対してキーワードAは1%であるため、キーワードAは全体の50%あることが推定されます。
ただしこの手法は大規模サイトなど流入の母数が多い場合には使えますが、小規模なサイトでは誤差が非常に大きくなります。
まとめ
Googleアナリティクスを使って、ユーザーがどのキーワードで検索を行いサイトを訪れたかが数値で分かる方法を紹介しましたが、プライバシー保護強化を進めるGoogleの方針に伴い、ほとんどのキーワードが表示されなくなってしまいました。
ですが、流入キーワードを知ることはサイト・ブログ運営上欠かせないことですので、他の方法としてGoogle Search Consoleや、全数を推定するやり方を紹介しました。
しかし、どちらもGoogleアナリティクスで使えていた機能を完全にカバーするものではありません。
また流入キーワードも大切ですが、それ以上に自サイトに訪問した後のユーザビリティーやコンテンツの充実も重要です。
コンテンツの充実をお考えの場合は
自信のサイトへ狙ったキーワードでの流入が無い場合は記事ページを作成して対策をする必要があります。
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