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Google検索オフィスアワーまとめ(2020年12月3日)

12月3日にGoogle検索オフィスアワーが行われました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容をまとめます。
なお、今回よりウェブマスターオフィスアワーはGoogle検索オフィスアワーに改名されました。

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直近のトピック

GoogleウェブマスターからGoogle検索セントラルに変更

ウェブマスターという言葉自体が使われなくなった、ウェブマスターという言葉の範囲より広い人に見てもらいたいという思いから名称変更されています。

それに伴い、ウェブマスターオフィスアワーもGoogle検索オフィスアワーに変更されて行われました。

クロールの統計情報が新しく

かなり詳細のデータまで見られるように

・リクエスト数、ファイルサイズ、サーバー応答
・ホストのステータス(問題の有無)
・レスポンス別/目的別/ファイル形式別/Googlebotタイプ別

例えばサーバーエラーのわずかな増加により平均応答時間が増加している現象などもわかる

一度一通り見ておくとよい
クローラーをコントロールすれば必ずしもトラフィックが上昇するというわけではないが、巨大サイトについてはクローラーの動きを知っておくとよい

Q&A

MFI移行後のアノテーション

Q.別々のURLのcanonical/alternateはMFI移行後には逆にする必要はあるのか?
A.canonical / alternate は変更する必要はない(変えてはいけない)
別々のURL(セパレート)形式はかつて推奨されていた方式だが現在は推奨されない

参考:モバイルファーストインデックスに関するおすすめの方法
https://developers.google.com/search/mobile-sites/mobile-first-indexing?hl=ja

MFI適用済みサイトにおける「PC版」ページ

Q.動的な配信をしているサイトでスマホ版はあるがPC版がないURLがあるが、これを理由に検索順位が下がる可能性はあるか
A.それが理由で検索順位が下がることはない(モバイル版がないと下がる可能性はある)
ただし、PCで使いづらいことを知っているユーザーが増えるとトラフィックが下がる可能性があるのではないか

インデックス登録が突然削除された

Q.ずっとインデックスされていたページだが突然削除された
A.質問者のケースでは現在解決済み
このような場合、なぜインデックス削除されたのかを突き止めようとしてほしい

インデックス削除理由の例
・よくあるのは重複コンテンツ(※ペナルティとは関係ない)
・ガイドライン違反

サーチコンソールのURL検査ツールでGoogleが正規ページとして認識したページを調べてみるとよい

参考:URL検査ツール(旧:Fetch as Google)とは?初心者でも分かる簡単な使い方
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/url-inspection-tool

インデックス未登録ページ増加への対応

Q.サーチコンソールのカバレッジレポートにてコンテンツ不足によるものと思われるインデックス未登録のページが増えている
サイト構成上削除できないページだが、手を加えたくない

A.ページごとにコンテンツを足す必要はないのではないか
ただしそのままではパフォーマンスは改善されないので、(該当ページはともかく)その分野(コミュニティ)の専門家に知られるようにサイト全体を魅力的にする活動はしたほうがよい

別々のURL方式サイトでのモバイル対応

Q.別々のURLでのモバイル対応方式を変更する場合SPとPCどちらのURLに統一すればよいのか
A.どちらでもよいがPCにするとよいのではないか
SPのURLは正規ではない印象を与える可能性もあるし、PCに向いていたcanonicalを変更しなくてよいためミスが起こりにくいというメリットもある

認証画面へのリダイレクトの影響

Q.業界ガイドラインに従って302リダイレクトを経由して確認画面を設けている
これはインタースティシャルの例外として認識されているのか?
A.このケースでは、インタースティシャルではなくリダイレクトが行われている、そのためインタースティシャルによるランキングへの影響は受けていない
今回の場合、コンテンツは検索にも表示されているようであるが、もしユーザーには確認画面は表示するのにクローラには表示させないのであればクローキングのような状態になっているのでは?
ただしこのようなケースでクローキングによる手動対策を受けた事例は把握していない

※コンテンツがインデックスされている理由として、クローキングが挙げられていましたが、XMLサイトマップ等を通してインデックスされている可能性も否定できません。(ページの詳細情報がわからないため推測です)
いずれにせよ、インタースティシャルではなくリダイレクトで別ページをはさむような構成になっており、別の理由であまり適切ではなさそうです。

SPAサイトのダイナミックレンダリング対応

Q.SPAサイトのダイナミックレンダリングで表示時間が非常に長いためCSSを省いているが必要か

A.モバイルフレンドリーでないと判断されると問題がある可能性がある
このサイトの場合表示時間が非常に長いため、実装方法に検討の余地があるのではないか
Googleにとっての問題というよりはサイト運営者のほうで判断すればよいのではないか

参考:ダイナミック レンダリングを実装する
https://developers.google.com/search/docs/guides/dynamic-rendering?hl=ja

<time datetime>タグの更新基準

Q.記事を更新した際に<time datetime>を更新する際、どの程度の追加や修正を行った際に更新するのか

A.Googleからの指定は特にない、自身のルールで更新すればよいのではないか
<time datetime>タグはもともと更新日なのか公開日なのかが定義されていないタグである

Googleに日付を知らせる方法(ただし指示ではないので従わないこともある)については参照とのこと
・ウェブページの最適な日付をGoogle検索に知らせるには(https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/03/help-google-search-know-best-date-for.html
・Google検索に対して公開日を指定する(https://developers.google.com/search/docs/advanced/appearance/publication-dates
・記事の構造化データ(https://developers.google.com/search/docs/data-types/article#non-amp

※上記3記事のいずれにおいても<time datetime>タグは言及されていません。
Googleが参照している可能性は低そうです。

AMP Page Experience Guideについて

Q.AMP Page Experience GuideのCrUXレポート(Chrome User Experience レポート)のフィールドデータはオリジンなのか、AMPキャッシュも含まれるのか
含まれない場合、AMPページは検索からのトラフィックが多くを占めるため、データを計測できない場合が多くなるのではないか

A.AMP Page Experience GuideというよりCrUXレポートの問題
AMPキャッシュからのデータはオリジンに帰属する
そのため、質問にあった懸念については心配しなくてよい

参考:Chrome User Experience Report
https://developers.google.com/web/tools/chrome-user-experience-report/bigquery/changelog#202006

※あんなさんの回答どおり、2020年6月のアップデートよりAMPキャッシュデータ(Googleドメイン)は元ドメインのレポートに帰属するようになっています。
これにより、AMP対応している場合ほとんどのサイトでコアウェブバイタルが改善する方向に動くとのこと。

なお、AMP Page Experience GuideはAMPページのパフォーマンス測定ツールです。
https://amp.dev/page-experience/

Google 検索結果からページを削除したい

Q.ブログの記事を削除したのにGoogle検索結果に残っている

A.このケースでは具体的な状態がわからなかった
一般論として、削除リクエストを送ってみてはどうか

※補足:GSCがある場合はURL削除ツールを使用します

参考:URL削除ツールの使い方と使用時の注意点
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/url-removals-tool

最後に

金谷氏によると初心者に寄り添って回答していきたいとのことです。
一方、ランキングに関するフィードバックや不満については逐一回答してもらうことは難しそうです。

また、金谷氏は以下のようにも述べていました。
SEOのコツ・裏技みたいなものはGoogleが改善しているため、長い期間で見たときには効き続けることは難しくなっている
アルゴリズムの傾向を読むことは否定しないが、アルゴリズムを追い続けて一喜一憂するのではなく、よいコンテンツを作ってクロール・インデックスさせて検索結果に配信する
当たり前のことを当たり前にやる、誰の情報を信じるのかも大事

次回は12月23日予定とのこと。
収録のタイミングを考慮して、開催日の1週間前くらいまでには質問を送ると取り上げてもらえそうです。

前回のウェブマスターオフィスアワーまとめ(11月5日)
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/webmaster-office-hour-20201105

過去のウェブマスターオフィスアワーまとめ一覧
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blog-tags/webmaster-office-hour

   

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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