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Google検索オフィスアワーまとめ(2021年3月25日)

3月25日にGoogle検索オフィスアワーが開催されました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容を適宜補足しつつまとめます。

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Q&A

インデックスが削除され続けている

Q.大量のカバレッジエラーを出していた古いURLの削除やhtaccessのリダイレクト修正などを行ったが、URLが削除され続けている

A.このサイトではモバイルのクローラーがクロールできない状況であるとのこと。
クロールの統計情報などにエラーが出ているはずなので、サーバーの設定などを見直してほしい。

インデックス登録はあるが、site:検索に出ない

Q.公開したサイトは当初、インデックス登録された数とsite:コマンドで表示される数は同じであったが、その後site:コマンドで表示される数のみ減少した。
site:コマンドで表示されないページは何か問題があるのか?

A.site:コマンドはサイトがインデックスされているかどうかを確認するくらいには使えるが、それ以上の使い方は適切ではない
もしsite:コマンドに表示されないページの流入数が少ないのであれば、(それが正しいかどうかにかかわらず)ページを改善するとよいのではないか

カバレッジのエラー・除外が急増した

Q.サイトの改修は行っていないのにカバレッジのエラー・除外が急増した。
クローラー側の仕様が変わったのか?問題・改善点など教授いただけないか?

A.おそらくこのサイトの場合、URLの構造に改善の余地がある(次々とパラメータが付与される)ようなので、ファセットナビゲーションの記事を参考に改善するとよいのではないか

参考:ファセット ナビゲーションのベスト プラクティスと 5 つのワースト プラクティス

日英多言語サイトでカバレッジエラーが多い

Q.「送信されたURLにnoidexタグが追加されています」というエラーになっているが、実際にはソース内にnoindexは見当たらず、robots.txtはない
また、ライブテスト表示すると、拒否理由が「ソフト404」となる

A.現在はおおよそ改善されているのではないか。
このサイトの場合、想像であるが、日本語と英語のページが1:1対応しておらず、日本語しか存在しないURLに英語でアクセスした際には一様にトップページにリダイレクトされてしまうため、ソフト404になってしまったのではないか
noindexについては、実際にnoindexが入っていなくとも、Googleがindexする予定がないものを振り分けているためではないか。

改めて多言語化についてはGoogleが推奨している仕様を確認するとよい
今回のように、クッキーなどでリダイレクトすると読めなくなることがある

※補足
以下のヘルプを参照
ページのローカライズ版について Google に知らせる

関係のないドメインからの重複コンテンツ

Q.「重複しています。送信されたURLが正規URLとして選択されていません」に当サイトと全く関係ない別のドメインが記されている

A.現在は改善されているようであるが、当時ハッキングされたサイトに同内容のコンテンツがあったのではないか。
ハッキングの疑いがある場合は、スパムレポートを送るとよい

重複コンテンツと判断される基準

同じ記事を2つのサイトに掲載するケースでの質問です。

Q.重複コンテンツ(もしくはコピーコンテンツ?)となり、ペナルティの対象になるのか?
A.重複コンテンツはペナルティの対象にはならない
重複により正規ページとみなされなかった場合、別のページが選ばれた結果、検索結果に表示されないことはある
サイト全体の評価に影響があったとしても恐れるほどのものではないのではないか
ただし、広告収入を得ることがサイトの目的であって、コピーを量産しているような場合はペナルティの対象になる可能性がある(通常の範囲内なら問題ない)

Q.ペナルティにならなかったとしても、サイトの評価が下がるのか?
A.対策についてはnoindexも1つであるが、canonicalを使用するか、読者が異なるような記事であれば一方から他方を引用しながら解説することで重複にはならないし、それぞれの読者が読みやすい形で提供できるのではないか

外部メディアにサブディレクトリを貸すリスク

Q.他社にサブディレクトリを貸して記事メディアの運営を行わせるようなことは不適切なのか
また、記事メディアの評価が落ちると間接的に本体への悪影響があるのか

A.一般論としてGoogleは、ユーザーのためにならないコンテンツが不当に上位表示している場合、アルゴリズムを改善して、適切な順位になるように修正するだろうとのこと。
このようなケースでは、うまくいっているケースは少なくて、抑えられてうまくいっていないケースがほとんどではないか
また、このような施策を不快と感じている人たちがいる中で、このような施策をとることがブランドとして適切かどうか考えてみるとよいのではないか

※補足
今回の状況と似たような質問は以前にもされていました。
評価傾向を悪用したSEO対策への対応(2020年11月5日オフィスアワー)

多言語サイトでの正規化を行う

Q.hreflanngを設定している多言語サイトでの正規化はどうすればよいのか

A.通常であればcanonicalは不要であるが、何らかの理由で必要であれば自身の言語ページへcanonical設定し、別々のURLを用いている場合はDesktop版へcanonicalすればよい

以下の画像でAMP版を無視して設定するとよい

hreflang-canonical
Internationalization – amp.dev

サイトマップの正規化は必要か

Q.サーチコンソールに同じ内容でパラメータつきのサイトマップが表示されている。正規化は必要か?

A.特に必要ないが、気になるようであればrobots.txtでクロールを制御してはどうか

正規URLが正しく認識されない

Q.複数ページ構成の記事を配信していて、記事トップとページネーションされた記事ページが存在する状態で、記事1ページ目が認識されない(記事1ページ目のみURLパラメータが異なる)
一時的にURLパラメータツールで改善したものの、問題が再発した

A.トップページと記事の1ページ目は同じコンテンツにしか見えなかったので重複として扱われるのではないか

正規化に関する公式ページの情報は最新か

Q.以下の公式ブログ記事にある「間違い 1: 複数ページにまたがるコンテンツの 1 ページ目を rel=canonical のリンク先とする」はいまだに有効なのか(記載されているとおり間違いなのか)

rel=canonical 属性に関する 5 つのよくある間違い

A.その部分を含めて全体的には問題ないが、ページネーションは廃止済みであるなど古い部分もある
以下のドキュメントを参照するとよい

同じ正規化方法を使用するか異なる正規化方法を使用するかにかかわらず、複数の異なる URL を同じページの正規 URL として指定しないでください(たとえば、サイトマップで特定の URL を指定しているにもかかわらず、同じページに対し、rel=”canonical” を使って別の URL を指定するようなことはしないでください)。
重複したURLを統合する < 一般的なガイドライン

※補足
引用されたドキュメントは、「あるURLから複数の正規URLを指定してはいけない」ことを指しており、質問者のケースとは異なると考えられます。(ドキュメントでは「あるURLに複数のURLから正規URLとして指定してはいけない」とは記載されていません)
公式ブログでは全体表示ページにcanonicalするか、ページネーションタグを使用することが推奨されていました。
ただし、これまでにページネーションは廃止されているため、今後は全体表示ページにcanonicalするか、ページネーションされたページをそれぞれ自身に向けてcanonical設定するのがよいと考えられます。

検索アナリティクスの一部データ表示の基準

Q.検索アナリティクスでキーワードやURLの絞り込みを行うと一部データしか表示されなくなる。
ランダムサンプリングや何らかの基準で切り捨てを行っているのか

A.ヘルプに掲載していること以上には言及できない

URLパラメータツールはまだ機能しているか

Q.URLパラメータツールはまだ機能しているか

A.機能している

アイテム数の多いECサイトのURL制御

Q.絞り込みによってパラメータつきのURLが生成される場合、クロールを最適化したほうがよいのか?
最適化の方法としては、robots.txtでブロックすればよいのか、canonicalすればよいのか

A.記事を参照してほしい

参考:ファセット ナビゲーションのベスト プラクティスと 5 つのワースト プラクティス

disallowすると何度もクロールされてしまう可能性があるので、canonicalするとよい

ポイントは以下2点で、URLパラメータツールやcanonicalを使って設定するとよい
・クロールされる余計なページを増やさない
・インデックスシグナルを統合する

商品の構造化データに関する仕様確認

Q.構造化データにネストすべき商品のレビューは1件でいいのか、複数行うべきなのか

A.ガイドラインに記載しているとおり、全て含める

ユーザーがアクセスできるすべてのコンテンツがページに表示されるように、構造化データアイテムが完全に揃っていることを確認してください。たとえば複数のレビューを含める場合は、ページにアクセスしたユーザーに表示されるレビューをすべて含める必要があります。ページ上のすべてのレビューがマークアップされていないと、(検索結果でのページの見え方に基づいて)当然すべてのレビューが表示されていると考えるユーザーの誤解を招く可能性があります。
構造化データに関する一般的なガイドライン

PDFもCWVの評価対象になるか

Q.サーチコンソールのコアウェブバイタルレポートの類似URLにPDFファイルが含まれていたが、PDFも評価対象なのか?
PDFのCLSというのはどういうことなのか?

A.コアウェブバイタルにファイルタイプの制約はないが、対象デバイスはモバイルのみであることに注意
PDFページのコアウェブバイタルをいくつか確認したが、コアウェブバイタルの数値に特に問題はなかった

※補足
PC版のChromeでは、PDFページはそのままブラウザで開かれますが、モバイルのChromeでは、PDFは直接ブラウザで開かずにDLされた後、別のPDFビューワーで開かれることが多く、その場合Chrome UX reportの計測対象外になるはずです。なお、ページスピードインサイトやLighthouseはPDFページを対象として調査することはできません。
質問にあった「PDFでCLSが発生するとはどういうことなのか」については回答されませんでした(意図が伝わらなかった可能性有)

埋め込みページはあるが「なし」と警告される

Q.動画はあるのに「コンテンツの不一致:埋め込み動画なし」と出るページがある

A.このメッセージでは警告であり、検索結果にはAMPページが表示されているため現時点では気にしなくてよい
ただし、このケースではAMPとのペアリングが適切でないため確認するとよい

※補足
以下のヘルプによると、通常HTMLとAMP HTMLで参照されている動画URLが異なるためにエラーとなっているようです。

正規のウェブページに埋め込まれている動画が、対応する AMP バージョンに埋め込まれていません。通常、正規のウェブページにある重要なコンテンツ リソースはすべて、対応する AMP バージョンに含めることをおすすめします。注: 動画は URL で検出されるため、同じ動画を 2 つの異なる URL で参照している場合は、この警告が表示されます。
Google 固有の AMP の問題

Article構造化データimageプロパティ詳細

Q.AMPページ内に、amp-imgタグで掲載していない画像を、Article構造化データのimageプロパティに記述することは問題があるのか

A.意図がよくわからなかったため一般的に回答すると、「記事に直する属するマークアップされた画像のみを指定する必要があります」は、記事内に存在する画像を構造化データに記述することを示し、「すべてのページに画像を少なくとも1つ含める必要があります」はArticle構造化データのimageプロパティのことを指す
上記はAMPページの画像に関するガイドラインに記述されているとのこと

Q&とFAQリッチリザルトレポートの変更

Q.Data anomalies in Search Consoleに記載されているroot levelとは何か?
変更前:root levelだけが対象
変更後:root levelの下も対象

A.書籍の構造化データにおける作品(最上位エンティティ)とエディション(下位レベルのエンティティ)のように、これまでは最上位(root)しか見ていなかったものを、下位(rootの下)も見るようになったのではないか

※補足
Data anomalies in Search Console

書籍構造化データ

「よくある質問」リッチリザルトの実装

Q.「よくある質問」リッチリザルトでエスケープ処理はしており、リッチリザルトテストツールでは正常に表示されているが、HTMLタグ部分だけ表示されない

A.確認したところ、テストツールでも表示されていないのではないか
仕様はGoogleでも確認中

ガイドライン違反リンクへのGoogleの対処

Q.ガイドライン違反のリンクは、現在無効化する方針で、成果がなかったとしてもマイナスになることはないため、うまく順位が上がればしめたものなのでは?

A.リンクスパムは自動または手動のスパム対策の対象になっている
質問のきっかけになったJohnのツイートについては、ガイドライン違反リンクを利用しているサイトが上位表示されていたとしても、そのリンクを無効化している、というニュアンスである(上位にいるのはコンテンツが良いなど別の理由)
リンクを買っても得することはないし、リンクに関して何かすることはおすすめできない

Adsenseの規約違反ではないのか

Q.テレビをスクリーンショットして違法アップロードをしているブログが何年もアドセンスで広告収入を得ている
アドセンスの規約違反ではないのか

A.この質問は自然検索についてではないので、Adsenseチームのポリシー違反についての窓口に報告してほしい
著作権者ではあればDMCAを行ったり、サイトオーナーに連絡してはどうか

フィードバックは何のため?

Q.フィールドデータは送ったところで改善されたこともないので意味のない機能ではないか

A.「Google 検索結果の品質向上に協力する」のヘルプには「なお、お送りいただいたフィードバックが検索結果でのページランキングに影響することはありません」と記述されている
直接ランキング変更に期待して送ってもらうものではない

Googleの検索チームは検索機能、アルゴリズム、スパムなど細部に分かれたチームがおり、それぞれがフィードバックを活用している
いただくフィードバックは膨大なため、定量的に判断することがある
ランキングに対する不満は無数にあるので、優先順位をつけて対応している
フィードバックは送らないと全く知りようがないが、複数届いていれば気づきやすくなることもあるので引き続き送ってほしい

参考:Google 検索結果の品質向上に協力する

次回は4月22日(木)とのことです。

前回のGoogle検索オフィスアワーまとめ(2月25日)

過去のオフィスアワーまとめ一覧

   

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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