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Google検索オフィスアワーまとめ(2021年5月27日)

5月27日にGoogle検索オフィスアワーが開催されました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容を適宜補足しつつまとめます

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Googleからのお知らせ

ブログ:2020年のGoogleの検索スパム対策

https://developers.google.com/search/blog/2021/04/how-we-fought-search-spam-2020?hl=ja

Googleのスパムとの戦いについて。

この続編のブログも出る予定とのことですが、以下の記事のことだと思われます。(オフィスアワーの録画が公開される前日に出たブログです)
How we worked with you towards a safe and spam-free Search experience in 2020

イベント紹介:GoogleI/O 2021

今年もオンラインで行われたGoogle I/Oについてです。
各動画は英語で行われていますが、日本語字幕もあるので視聴しやすくなっているとのこと。
以下の3つのセッション動画について紹介されました。

Google I/O 検索関連プログラム

ページエクスペリエンス ランキングに向けた準備

・読み込み(LCP/FID)
・ユーザーがイライラしないこと(CLS、インタースティシャル)
・セキュリティ/プライバシー(HTTPS、セーフブラウジング)
・アクセシビリティ(モバイルフレンドリー)

ここでは、コアウェブバイタルが今後デスクトップでもランキング要因となることが発表されました。(実装当初はモバイルのみ)
AMPについてもまだまだ最適化できる余地があるとのこと。

検索の最新情報

今年前半の検索関連トピックを紹介。

http/2、クロールバジェット、構造化データなどのトピックについて、最新情報をJohn Mueller氏が紹介している

ウェブでの効果的なストーリー伝達

昨年からウェブストーリー(旧AMP ストーリー)はディスカバーに出るようになっている。
現在ディスカバーに表示されている国は3か国のみ(アメリカ、インド、ブラジル)だが、今後より広い国々、プロダクトで展開予定

今後ビジュアルコンテンツは重要になるため、検索だけでなく、サイト内にホストすることでエンゲージメントを高めることも検討するとよいのではないか
作成するためのツールやベストプラクティスも紹介している
360度メディアなど、インタラクティブな機能もサポートしている

Q&A

クロール済みインデックス未登録の増加

Q.ワードプレスで使われているもののサイト上に表示させていないpパラメータがクロールされるのはなぜか
A.ソース上に表示されているためクロールされる

Q.pパラメータのクロールを制御したいがどうすればよいか
A.すでにインデックスされてしまった状況では、インデックス制御の問題である。このケースでは何もしなくてもよいのではないか。
当初からpを含むURLは表に出さないことが理想であるが、出てしまっている以上、正規化をしておけばよい。
両方のクロールを行っている状況でも特にデメリットはない。

※補足
たとえaタグによるリンクになっていなかったとしても、HTMLソースなどに記載されているURLはクロールされることがあります。
完全に防ぐためにはソースを含めて、一切余計なURLを表示させないことが必要です。

サイトマップがインデックス未登録

Q.XMLサイトマップはサーチコンソールのURL検査からインデックス申請をしても、クロール済み – インデックス未登録になってしまう。
※サイトマップファイル自体がインデックスされないという話である模様

A.XMLサイトマップ自体がインデックスされていなくても問題ない(むしろ通常インデックスされないため、カバレッジレポートにも出てこない)
サイトマップごとに、記載されたURLのインデックスカバレッジも確認できるので、そちらに注力するとよい

特定のURLだけクロールされない

Q.記事投稿後、URL検査よりインデックスリクエストを行ってもインデックスされない
A.このケースでは現在解決済み

Googleサイトが検索結果に表示されない

Q.数か月前に作成したGoogleサイトが検索結果にでてこない
A.サーチコンソールには登録されていないし、何をしたいのかわからない
詳しい状況を添えてほしい、もしくはフォーラムで質問してはどうか
まずはサーチコンソールに登録してはどうか

モバイル版のページがキャッシュ表示される

Q.PCから検索すると、モバイルファーストインデックス以降はスマートフォン仕様のサイトがキャッシュとして表示される
A.質問者の例ではモバイルファーストインデックスに起因した問題ではない模様
質問者はモバイル対応ができているかどうかを確認してはどうか

パターン1
モバイル対応ができていない PCとSPでURLが異なり、アノテーションがなく、SPとPCが別々のページとして認識され、たまたまSPのページが上位表示されていた状況であり、モバイル対応ができていないという理由による

パターン2
動的な配信サイトで、モバイル版のキャッシュが表示されていた
このケースではクリックするとPC版が表示されるので問題ないのではないか

AMPページのimage必須プロパティ

Q.構造化データの必須プロパティであることを理由に画像を追加することで、表示速度が遅くなったりコンテンツがAbove the foldから押し下げられたりしてユーザー体験が損なわれないか
A.画像が必要ないのであれば使わなければよいし、機能上画像が必要なのであれば使えばよいのではないか

※補足
前回のオフィスアワーをふまえての質問でした。
金谷さんはこの時、必須プロパティとなっている画像のマークアップに困っている質問者に対して、構造化データという技術的な側面から画像を追加することをアドバイスしていました。

今回の質問ではそのように技術的な方法を求めるものとは異なるようで、質問者とのすれ違いが生じているようでした。
(オフィスアワーでGoogleの姿勢やウェブの方向性のようなものに関して質問しても明確な回答は期待できなさそうです。)

なお、画像や動画があることでユーザーの理解が深まることは調査でわかっており、無駄な画像を上げているケースもあるものの、実際に画像があることで理解が深まるケースも多いのではないか、とのこと。
そのためユーザー体験を損ねない形で実装方法を考えればよいのではないかとのことです。

Discover 「風刺的なコンテンツ」とは

Q.Discoverヘルプページにある風刺的なコンテンツとは何か?
A.風刺とは何かというよりも、コンテキストなしに風刺的なコンテンツがあり、本当のことだと誤解を与えて広まってしまうことなどを防ぐためなので、そういったことをしていなければ問題がない。

たとえば、コンテキストなしで、求人の応募、請願書、フォーム、コード リポジトリ、風刺的なコンテンツを掲載することは推奨されません。
Discover とウェブサイト

自作自演のステマのようなサイトへの対応

Q.ランキング記事のランキングトップが自作自演のステマでユーザーに対して不誠実なのではないか
今後このようなページは上位表示されなくなっていくのか
A.そう目指しているものの、必ずしも全て実現できていない(できていない、抜け落ちている)
そぐわないサイトが出ているのを見つけた場合には、Googleが目指す方向がわからなくなったと思うのではなく、スパムレポートを送ってほしい

誘導ページとしてのガイドライン違反

Q.地域名だけが異なるほぼ同じページを作ることはガイドライン違反だろうが、どのような場合に違反になるのか
A.誘導ページはその先に誘導するページがあるかどうかもポイントになる
違反すると思われるケースを見つけたらスパムレポートに送ってほしい

インタースティシャルとなるダイアログの扱い

Q.医療広告ガイドラインに準拠する形で、一般閲覧者・医療従事者を確認するダイアログを表示しつつ、検索エンジンフレンドリーになるベストプラクティスを教えてほしい
現在上位表示されているサイトは、ダイアログが出ないか、Googlebotでアクセスした際にダイアログを返していない
A.以下のブログを読んで欲しい
モバイル ユーザーが簡単にコンテンツにアクセスできるようにするために

法的な確認のためのインタースティシャルで順位を下げるようなことはしていない

Core Web Vitals ランキング要素

CWVがランキング要因になることを踏まえた質問です。

Q.Page Speed Insightsとデベロッパーツールのレンダリングで数値が異なるが、どちらが正確でランキングに優先されるのか
A.デベロッパーツール(LightHouse)はラボデータであり、改善を検討するために有効なものである
実際のユーザーアクセスに基づいて収集されたデータ(フィールドデータ)を確認する場合はPageSpeed Insights(のフィールドデータ部分)やサーチコンソール、CrUXを参照するとよい

Q.>Page Speed Insightsのオリジナルサマリとラボデータはどちらがランキングに優先されるのか?
A.上記と同様にフィールドデータが参照できるツールを使うとよい

Q.デベロッパーツールでページをスクロールしていると、CLSが上がったり下がったりしているが、スクロールする前の数値が正確なのか
A.最初の読み込みだけでなく、その後のCLSスコアが反映される

Q.コアウェブバイタルはモバイル検索が対象で、ドメイン全体ではなくページごとにランキングされるのか?
A.そのとおり

以下も参照してほしい
コアウェブバイタルとページエクスペリエンスに関するFAQ(第一弾)
Core Web Vitals & Page Experience FAQ V2.0

※補足
CLSやフィールドデータとラボデータについては以下に詳しくまとめていますので参照ください。
コアウェブバイタルのCLSとは?SEOへの影響と測定方法について

あんなさんが回答されたとおり、ランキング時に参照されるのはフィールドデータであり、ラボデータは参照されません。
ラボデータは改善に役立てるために使用します。

また、CLSはページを開いた直後だけでなく、その後ユーザー上で行ったクリックやスクロール時に生じたものもカウントされます。
なおLighthouseはスクロールやクリックを行わないため、ラボデータに表示されるCLSにはスクロールによって起こるずれは考慮されていません。

PX / Googelbot タイプ / 評価をあげるために

Q.ページエクスペリエンスはindex/noindexかかわらずサイト全体で集計されているのか
A.CrUXデータが使われているため、noindexのページも対象になる

Q.ずっとパソコン用Googlebotでクロールされている
A.レポートによってデータの差異があることがあるので、確認してほしい
URL検査ツールでスマートフォン用になっていれば問題ない

Q.特定のキーワードでランクが上がらず苦戦している
A.ランキングに対しては基本的にお答えできない(頑張ってほしい)
狙ったキーワードで上位になるのにふさわしいコンテンツなのかを考えてほしい
ふさわしくないのに上位に表示させたいというのはGoogleが目指しているものではない
業界の人から勧められるような評判のあるサイトになっているのかを分析してみるとよい

見出しタグ使い分けの基準

Q.h1を左上に小さい文字で表示するのはよくないのか(h2やh3よりも小さい)
A.ユーザーにとってよいと思う形で実装すればよいのではないか
ページによってはならないかもしれないが、ツリー構造・情報のレイヤーを意識して配置すればよいのではないか

クロールバジェットを意識した実装

Q.以下は正しいのか?
1. robots.txtでdisallowするとクロールしない(クロールバジェットを消費しない)
2. noindexでブロックすると1回はクロールする

A.※こちらは明確に言及されませんでしたが、正しそうです

Q.大規模サイトでクロールバジェットを意識する場合はrobots.txtでブロックするほうがよいのか
A.サイトによって違うかもしれないが、クロールバジェットのコントロールの上では1がよいのではないのか
2にも今後のクロールを抑制でき、こちらのほうが好ましいケースもあるのではないか

必須項目がないのは問題なのか

Q.レシピの構造化データを実装しており、必須プロパティでない動画は実装していない
URL検査ツールでは”URLはGoogleに登録されていますが問題があります”と表示されるので混乱してしまう

A.サーチコンソールのメッセージが英語に比べてわかりづらいの変更するようにしたい

※補足
構造化データ推奨項目がマークアップされていない場合などに出てくるサーチコンソールのメッセージに関する質問です。
必須プロパティではないため、マークアップしなくてもリッチリザルトなどに表示されることがありますが、メッセージの語調が強く、混乱を招くのではないかという指摘でした。

分割してふりがなを振った文字列

Q.ふりがな(ルビ)を振ると文字列の途中で改行できないためか、非常に読みにくくなってしまう。
1文字ずつ分割してふりがなをふれば解決するようなのだが、1かたまりのキーワードとして認識されるのか

A.分割するときちんとした文字列として認識するのが難しくなる可能性がある
ふりがなは世界的に見ても珍しい日本独自の特徴でうまく処理できるかわからない
また、質問者のサイトはそんなに読みにくくはないのではないか

次回は6/24(木)予定とのことです。

前回のGoogle検索オフィスアワーまとめ(4月22日)
過去のオフィスアワーまとめ一覧

   

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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