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モバイルフレンドリーとは?SEOへの影響や確認方法について

総務省の情報通信白書令和2年版によると、日本では個人のインターネット利用人口の6割以上がスマートフォンを利用しており、パソコン(5割)を上回っているとのことです。

このような状況では、SEOを意識していないサイトであっても、今後ますますモバイルフレンドリーであることが求められます。この記事では、モバイルフレンドリーの概要とモバイルフレンドリー化するポイントを解説します。

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モバイルフレンドリーとは

モバイルフレンドリーとは、ユーザーがモバイル端末(スマートフォン)でWebサイトを閲覧した際に、使いやすいように表示が最適化されている状態を指します。モバイルフレンドリーでないサイトでは、スマホでアクセスすると縮小されてしまい、文字が読みにくくなるなどの問題があります。

モバイルフレンドリーとSEOについて

Googleはすでに、2015年4月にモバイルフレンドリーアップデートを行っており、モバイルフレンドリーなサイト(モバイル対応済みのサイト)をプラス評価しています。
現在は多くのサイトがモバイルフレンドリーですので、対応していないサイトは実質的にマイナス評価を受けることになります。

しかし、ランキングへの影響度はかなり小さいものと考えられ、SEOというよりはユーザビリティを向上させる目的でモバイル対応を行うのがよいでしょう。

モバイルフレンドリーの条件

モバイルフレンドリーであるためには以下のような条件を満たす必要があります。

・【プラグイン】Flashなど、ほとんどのモバイルブラウザでサポートされていないプラグインが使用されていないか
・【ビューポート】
1.画面サイズに合わせてページのサイズとスケーリングを調整するviewportプロパティがページに設定されているか
2.異なる画面サイズに対応できるよう、ページに固定幅の viewport プロパティが定義されていないか

・【コンテンツ幅】ページ上の語句や画像を表示するために水平スクロールを必要とするコンテンツがないか
・【テキストサイズ】フォントサイズが小さすぎないか
・【タップ要素】ボタンやリンクなどのタップ要素どうしの間隔が近すぎないか

ページがモバイルフレンドリーかを確認する2つの方法

モバイルフレンドリーになっているかどうかを確認するには、Googleが提供しているツールを利用するとよいでしょう。それぞれのツールの概要と使い方を解説します。

方法① モバイルフレンドリーテスト

ページがスマートフォンでの閲覧に適しているかどうかをチェックできるツールです。Webサイト単位ではなくページ単位で合格/不合格が判定されるので、重要なページからテストするとよいでしょう。

モバイルフレンドリーテストページにテストしたいページのURLを入力して「URLをテスト」をクリックします。
※余談ですが、Googleで”mobile friendly”と検索すると、検索結果にURL入力欄が現れて、そこから直接ツールを使用することができます。

モバイルフレンドリーかどうかの結果が表示され、モバイルフレンドリーでなかった場合には「このページはモバイルフレンドリーではありません」というメッセージとエラー内容が表示されます。

方法② Googleサーチコンソールの「モバイルユーザビリティーレポート」

Webサイト全体のモバイルフレンドリー状況を確認できるレポートです。チェック項目(エラー検出される項目)は、上述のモバイルフレンドリーテストと同様です。

レポートは、サーチコンソールのメニュー「拡張」>「モバイルユーザビリティー」で表示されます。


エラーが表示された場合の対応方法として詳しくは、「モバイルユーザビリティーとは?テストの実施方法とエラーの改善方法を解説」をご覧ください。

モバイルフレンドリー化する3つの方法と、改善ポイント

Webサイトをモバイルフレンドリー化する方法としては、大きく次の3種類があります。このうち、Googleは3つ目の「レスポンシブWebデザイン」を推奨しています。

• ダイナミックサービングタイプ(動的な配信)
ユーザーエージェント機能を使用して、デバイス(パソコン/スマートフォン)や画面サイズに合わせて、専用のファイルを動的に読み込みます。パソコン版/モバイル版のURLは同じです。
• セパレートタイプ(別々のURL)
パソコン版/モバイル版のURLを分けてそれぞれに専用のページを作成する方法です。1つのページに2つのURLが存在することになるので、クローラーが同一ページと認識できるようにメタデータ(アノテーション)を設定することが重要になります。すでにGoogleが推奨していないため、新規でこの方式を採用すべきではありません
• レスポンシブWebデザイン(Google推奨)
CSSなどでパソコン版/モバイル版のUIを切り替えることで、同一ファイル、同一URLでページを作成することができます。Googleが推奨するモバイルフレンドリーの形式です。

Googleがレスポンシブを推奨する理由は、後述するモバイルファーストインデックスにおいて、最も不具合が起こりづらいためであると考えられます。
一方で、PCとスマホで同じリソースを表示するため、スマホでは表示速度の懸念やカスタマイズ性が低くなってしまいます。

そのような場合には、PCとスマホで同じURLを使用しつつ、それぞれにカスタマイズされたHTMLは出し分ける動的な配信によるモバイル対応も可能です。

自身のサイトでどの方式を採用するかはSEOに詳しい方を交えて考慮することをおすすめします。

参考
Googleが推奨するレスポンシブWebデザインの作り方と移行時の注意点
MFI対応はレスポンシブが必須なのか

モバイルフレンドリーとモバイルファーストインデックスは別物

モバイルフレンドリーと似たような言葉にモバイルファーストインデックス(MFI:Mobile First Index)がありますが、まったくの別物です。

モバイルファーストインデックスとは、Googleがモバイルクローラーを使用してサイトをインデックスするようになる仕様変更のことです。
これは、以前はPC用のクローラーによってインデックスするのが当たり前でしたが、モバイルユーザーの増加に対応してクローラーもモバイル用のものを使用するようになることを意味します。移行後はモバイル用のクローラーによって取得された情報をもとにインデックスやランキングの評価が行われるようになります。

2018年3月以降、Googleは移行により順位の悪影響が出ないと判断されたWebサイトから順次、サイト単位でモバイルファーストインデックスに移行しています。その後、2021年3月には全サイトの完全移行を終了する予定としていましたが、2021年4月現在、移行を完了したとのアナウンスはなく、いまだに移行中であると考えられます。

このように、モバイルフレンドリーとモバイルファーストインデックスは別物ですし、モバイルファーストインデックスへの移行は、そのサイトがモバイルフレンドリーであるかどうかは考慮されず、直接の関係はありません。

自分のWebサイトがモバイルファーストインデックスに移行済みかどうかは、サーチコンソールの「URL検査ツール」で確認可能です。(サーチコンソールに未登録の場合は、まず「初心者でも簡単!サーチコンソールの登録・設定方法と使い方を徹底解説」を参照して登録してください)

「URL検査ツール」で任意のページを検査し、カバレッジレポートの「ユーザーエージェント」が「スマートフォン用Googlebot」であれば、モバイルファーストインデックスに移行済みです。

モバイルファーストインデックス移行にあたっては、チェックしておいてほうがいいポイントがあります。すでに移行済みのサイトであっても、以下の記事で紹介しているポイントを確認してみてください。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは?導入時期や必要な対策まとめ

まとめ

スマートフォン利用人口の増加に伴って、今やWebサイトはモバイル対応していること=モバイルフレンドリーであることが必須と言えます。まだ対応できていないサイトは、レスポンシブ化などにより早期にモバイルフレンドリー化することをおすすめします。

   

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    ねぎお社長 (根岸雅之)

    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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