

「オウンドメディアのSEO対策」という際は異なる2つの意味があります。
・オウンドメディアを運営することによって本体サイトのSEO対策(順位上昇、流入強化)を狙う
・オウンドメディアを運用する際に検索エンジンからの流入を最大化する
この2つです。
今回は後者のオウンドメディアの検索エンジンからの流入の最大化の話です。
検索エンジンは、オウンドメディアの強力な流入元になります。SEO対策を意識して構築すれば、パフォーマンスはぐっと上がるはずです。また、サイトがアップされてからも、押さえておきたいことがあります。オウンドメディアのSEO対策で、特に重要なポイントを、サイト構築時と運用時の両面でお伝えします。
構築時のポイント「上層からのテキストリンクを整える」
構築時のポイントは多数ありますが、意外と押さえられていないポイントがこの上層からのリンクです。
検索エンジンに、サイトの内容をわかりやすく伝えるのが、内部SEO対策のポイントです。サイト構築時に良く挙げられるのが、「ツリー構造のサイト構成」「ぱんくずリストの設置」「論理的なHTML」などです。
これらの基本を押さえた方でも、忘れがちなのが「上層からのテキストリンク」。たとえば、下記のような3階層のオウンドメディアを構築したとします。
- トップページ
- カテゴリ1
- 記事A
- 記事B
- カテゴリ2
- 記事C
- 記事D
- カテゴリ3
- 記事E
- 記事F
- カテゴリ1
本来ならば、トップページには、カテゴリ1~3へのリンクが、各カテゴリページには記事へのリンクが置かれています(つまり下層へのリンクが必ず設置されている)。
WordpressなどのCMSを利用している場合、このポイントは自然と押さえられますが、静的に作成しているホームページなどでは、あるはずのリンクが設置されていない、そんなWebサイトは、意外に多いのです。
このポイントは押さえられていない事が多いので「うちのサイトに限ってそんなはずはない」と思った読者の方は、ぜひ一度チェックされることをおすすめします。
運用のポイント「記事のターゲットキーワードを設定する」
続いて、サイトをアップし、運用する際のポイント。検索されたいワードを「ターゲットキーワード」として設定する作業は、避けて通れない工程です。ターゲットキーワードを明確にする意味合いは次の2つ。
- コンテンツを検索エンジンに見つけてもらう
- ニーズに応じたコンテンツを作る
良いコンテンツを提供すれば検索エンジンからの評価は上がりますが、そもそもGoogleはタイトルや本文に含まれるキーワードで、コンテンツの内容を認識しています。また、検索キーワードにはユーザーの「知りたい」「調べたい」というニーズが隠れています。ターゲットキーワードを明確にすることは、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供すること。結果的に検索エンジンにも好まれ、上位表示されるようになります。
ところが、ターゲットキーワードがあいまいなまま記事を書くと、検索エンジンに見つけてもらえず、ユーザーの役に立たない、という状態に陥ります。結果、いつまで経っても検索エンジンに評価されない、という悪循環になる可能性があるのです。
運用のポイント「順位振り返りが最も重要」
せっかく作ったオウンドメディアの記事は、最大限に生かしましょう。記事をアップしたら、1~2週間程度で検索順位をチェックし、記事のSEO対策を振り返ってください。
ターゲットキーワードとコンテンツの内容は合っているでしょうか?タイトルタグは適切でしょうか?検索エンジンにわかりやすい適切な表現ができているでしょうか?記事を修正すれば、検索順位を上げることができるかもしれません。
