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検索パフォーマンスレポート(旧検索アナリティクス)の見方と改善施策への活用方法

検索パフォーマンスは、その名のとおり、検索キーワードごとのサイト流入の効果を計測するサーチコンソールの機能の1つです。検索パフォーマンスレポートには、WebサイトがどんなキーワードでGoogle検索結果に表示されたか、また、キーワードごとのパフォーマンス(検索順位や表示回数、クリック数)などが表示されます。

アナリティクスでは取得できないデータ(Webサイト訪問前のユーザーの検索行動)を蓄積しているので、SEO対策に重宝しているWebサイト運営者も多いのではないでしょうか。

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パフォーマンスレポートは2種類ある

サーチコンソールでは、2種類のパフォーマンスレポートを分析できます。

検索パフォーマンスレポート(旧検索アナリティクス)

Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを確認するレポートです。
以前は検索アナリティクスと呼ばれていました。

discoverレポート

DicoverはGoogleアプリなどでユーザーの関心などに基づいて表示される、キーワードなしに表示されるフィードのことです。
アクセス解析ツールでは参照元が取得できないことも多く、非常に有用なレポートです。

まずは検索パフォーマンスレポートのほうから解説します。

検索パフォーマンスレポートでわかること

検索パフォーマンスレポートは、サーチコンソールのメニュー「検索パフォーマンス」で開きます。

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法1

計測される指標は次の4つです。色付きになっている指標について、折れ線グラフが表示され、レポーティング期間でのパフォーマンスの推移を確認できます。

クリック数

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法2

ユーザーがGoogle検索結果画面でWebサイトをクリックした回数です。

いくら検索順位が上がったり、検索結果画面に頻繁に表示されたりしたとしても、クリックされなければWebサイトのアクセスは増えません。クリック数が増えているかどうかは施策がうまくいっているかの1つの指標になるでしょう。

参考:サーチコンソールのクリック数とは?カウント方法の考え方と注意点)
https://www.sakurasaku-labo.jp/blogs/search-console-clicks

表示回数

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法3

Google検索結果画面に表示された回数です。

検索結果に表示されないことには、Webサイトへの検索流入は見込めません。着実に表示回数を積み重ねていくことも、Webサイトの露出機会を増やす重要なSEO施策です。Webサイトのコンテンツを増やしてページを充実させていくと、ヒットするキーワードの範囲が拡大していき、表示回数の増加にもつながるでしょう。

参考:サーチコンソールの表示回数とは?カウント方法の考え方と注意点
https://www.sakurasaku-labo.jp/blogs/search-console-clicks

CTR

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法4

CTR(Click Through Rate)とは日本語で「クリック率」のことで、表示回数をクリック数で割って算出した値がここに表示されます。

一般に順位が高いほどCTRも高くなりますので、相応のクリック率があるかどうかをチェックしておきましょう。
ただし、CTRはクエリや実際の検索結果画面(リッチリザルトやナレッジパネルなどの要素)によっても大きく変わります。

参考:検索順位とクリック率

引用元:https://backlinko.com/google-ctr-stats

平均掲載順位

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法5

Google検索結果画面にサイトのURLが表示された際の順位です。

参考:サーチコンソールに表示される平均掲載順位とは?見方と注意点

レポートの下段では、さらに
検索クエリ、ページURL、国、デバイス、検索での見え方(リッチリザルト等)ごとに「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」を分析できます。

デフォルトでは「クリック数」「表示回数」しか表示されていませんが、ページ上段の指標「CTR」「検索順位」もクリックすると表示されます。

検索パフォーマンスレポートの見方と改善施策への活用方法6

検索パフォーマンスレポートのメリット

次の3点が、検索パフォーマンスレポートのメリットといえるでしょう。

• Webサイトに流入があったキーワード(検索クエリ)がわかる
• Webサイト全体や、キーワードごとのパフォーマンス推移がわかる
• 検索順位が高いのにCTRが低い記事や、逆に検索順位が低いのにCTRが高い記事を見つけて改善することができる

これらは現在、アナリティクスではほとんど取得できないデータなので、SEO対策として非常に有用なデータです。ただし、Yahoo!をはじめGoogle以外の検索エンジンでの検索パフォーマンスは含まれないので、注意してください。

検索パフォーマンスレポートは、アナリティクスに連携させることもできます。

参考:アナリティクスとサーチコンソールを連携する方法

Discoverレポートとは

Discoverとは

GoogleがユーザーごとにパーソナライズしてWebコンテンツをフィード形式で表示する機能です。AndroidやiOS端末のGoogleアプリ、Google.comで検索窓のすぐ下に表示されます。表示されるとWebサイトへのアクセスが一気に跳ね上がることが多いため、「Google砲」という俗称もついています。

Discoverレポートでわかること

Discoverは通常の検索と比べて表示させるのが難しく、表示させたことのないWebサイトも多いことでしょう。レポートはそのサイト内のページがdiscoverに表示されることがある場合にのみ表示されます。

Discoverからの流入はアクセス解析では参照が取れないことも多く、非常に価値の高いレポートです。

Discoverは狙って表示させることが難しいのですが、このレポートではどのような記事がどれだけ表示されたのかがわかるようになっています。
なお、Discoverは記事の公開後数日程度しか表示されないことがほとんどです。

Dicoverレポートでは、検索パフォーマンスレポートと同じく「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」が表示されます。これらもアナリティクスでは取得できないデータです。なお、ユーザーの検索行動からの表示ではないため、「平均掲載順位」と「クエリ」はレポーティングされません。

パフォーマンスレポートを使用する際の注意点

レポートの日付は太平洋時間(PT)で取得されています。日本時間ではないので注意しましょう。
また、レポート反映までの時間はサーチコンソールの改善によって以前よりは短くなっています。
とはいえ、時差の関係もあり、データが確定するまでにはある程度時間がかかることにも留意しておきましょう。

当然のことながら、パフォーマンスレポートはサーチコンソールに登録していなければ閲覧できません。
また、登録していない間のデータは蓄積されませんので、サイト運用を開始したらすぐに登録を行っておくことをおすすめします。
初心者でも簡単!サーチコンソールの登録・設定方法と使い方を徹底解説

まとめ

検索パフォーマンスレポートもDiscoverレポートも、そこでレポートされているWebサイトの検索順位やユーザーの検索行動は、アナリティクスで取得できない貴重なデータが含まれています。
ぜひ有効に活用してください。

   
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執筆者 / 監修者

サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 東京都稲城市出身、都立三鷹高等学校、専修大学文学人文科学を卒業後、2003年に学校関連の広告・出版を扱う株式会社JS コーポレーションに入社。

3年勤務した後に、学生時代より、ベンチャー企業への興味関心が高かったこと、より企業の課題解決に向き合っていきたいという想いから、WEB マーケティング業界へ転身。
2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。

同年10月に、当時4名のベンチャー企業であった当社の役員と共鳴し、転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。9年連続でラスベガスで開催されるPUBCONに参加するなど海外の最新のSEO情報の収集にも尽力。
現在は、サクラサクラボの編集長、サクラサクラボチャンネルでの情報発信などの自社マーケティングを通じてBtoBマーケティングにも精通し、ここで培ったノウハウをもとにコンサルティングを展開。

3歳から現在に至るまで、サッカーを続けており、組織マネジメントにおいて、この経験値を大いに活用している。

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