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Google Analytics(アナリティクス)とGoogle Search Console(サーチコンソール)の違いと使い分け方

「Google Analytics(アナリティクス)」と「Google Search Console(サーチコンソール)」は、どちらもGoogleが提供している無料ツールです。

Webサイト運営者は、アナリティクスとサーチコンソールの両方を活用することで、効果的なSEO施策を検討・実施できるでしょう。それぞれのツールでできることと、2つのツールをどのように使い分ければよいかを解説します。

Google Analytics(アナリティクス)とは

アナリティクスは、いわゆるアクセス解析ツールで、広告やSEO施策の効果測定、コンバージョン強化のためのユーザー導線の見直しなどに役立ちます。

「どんなユーザーが」「どこから」「どのくらいの数だけ」Webサイトに来て、Webサイト内で「どのように行動した」(イベント・コンバージョン)のかといったことが各種レポートにまとまっています。

さらに、各指標を組み合わせて分析することもできます。
この記事では詳細には触れませんが、例えば「問い合わせを行ったiphoneユーザーの数」「自然検索経由で特定のページが閲覧されたセッション数」といったこともわかります。

ユーザー

ユーザーレポート

たとえば以下のようなことがわかります。

  • ユーザー数
  • ユーザーの年齢や性別
  • どの地域からアクセスしたか(国・都道府県など)
  • どのデバイスでアクセスしたか(パソコン・モバイルなど)
  • 新規来訪者・リピーターの内訳

前年や前月と比べてWebサイトを訪れたユーザー数はどのように変化しているか、Webサイトのペルソナと実際のユーザー属性に乖離はないか、などの分析材料になります。

集客(どこから来たのか)

集客レポート

サイトを訪れたユーザーやセッション(流入から離脱までのひとまとまりのアクセス)の数や経路がわかります。

  • どのチャネルで来たか(オーガニック検索・広告流入・SNSなど)
  • どこの外部サイトからどうやって来たのか(例えばGoogle検索だった場合、オーガニック検索結果なのか、検索連動型広告なのかなど)
  • どんな検索ワードで来たのか ※現在そのままでは自然検索のキーワードはほとんどわかりません。Google広告との連携でリスティングキーワードが、Search Consoleとの連携で自然検索のキーワードがわかるようになります。
  • どの広告のどのキャンペーンから来たのか

行動(サイト上の動き)

行動レポート

  • 各ページ、各ディレクトリでどのような行動をしているか(アクセス数・滞在時間・離脱状況など)
  • どのページがランディングページとしてWebサイトの「流入源」になっているか
  • ユーザーがどのページからどのページに遷移しているか

ユーザーによく見られているページがわかりますので、次項のコンバージョン指標に重要なコンテンツの特定や分析などに用いられます。
たとえば、どのようなコンテンツがコンバージョンに貢献しているか、伸びしろのあるコンテンツはどれか、ユーザー導線の課題は何か、といった仮説を立てたり検証を行ったりといったようなことです。

コンバージョン、EC売上

コンバージョンレポート

問い合わせや購入など、Webサイトで目標としている成果(コンバージョン)の状況を確認できます。

  • コンバージョン数
  • コンバージョン率
  • コンバージョンしたユーザーのWebサイト上での行動
  • コンバージョンしなかったユーザーの離脱ポイント
  • ECの売上や売れた商品

このように、一言でいうとアナリティクスはWebサイトのアクセス・行動解析ツールです。

Google Search Console(サーチコンソール)とは

一方で、サーチコンソールは、Webサイトの管理ツールです。
Google検索に関連したことを中心に、サイトマップの送信、インデックス状況の確認、被リンクの確認だけでなく、Google検索に特化したアクセス解析機能もあります。

サーチコンソールでは、主に次の6項目を把握できます。

アクセス解析機能(パフォーマンスレポート、検索とDiscoverのみ)

検索パフォーマンスレポート

Google検索におけるWebサイトのパフォーマンスを確認できます。
Googleアナリティクスではすでに検索キーワードはほとんどわかりませんが、サーチコンソールのパフォーマンスレポートではキーワードはもちろんのこと、検索順位やクリック率なども把握することが可能です。
ただし、このレポートではGoogleを用いた検索のみが集計されているため、Yahoo!などその他の検索エンジンは含まれていません。

WebサイトがGoogle Discoverに表示されたことがあれば、検索とは別にDiscoverのレポートも確認できます。

Googleからのメッセージ確認

Googleからのお知らせから警告まで、Webサイトの状態に関する通知を確認できます。
別途メールでも配信されていますので、見逃しがないかチェックしておきましょう。

設定や承認の完了
インデックスや構造化データなどのエラー
ペナルティーの警告

メッセージはサーチコンソールの右上の鈴マークの部分をクリックすると確認可能です。

メッセージ

インデックス状況の確認(カバレッジレポート)

カバレッジレポート

カバレッジレポートでは、クローラーが巡回したWebサイト内の全ページ(URL)のインデックス登録の状態を確認できます。すでにインデックス登録されたページ数はもちろん、登録できないページ(URL)はエラー内容も表示され、エラー修正後に再度インデックス登録可否の検証をGoogleに依頼することができます。

構造化データや表示速度のレポート

コアウェブバイタルレポート

ページの読み込み時間やユーザーの操作に対するレスポンスなど、コアウェブバイタルと呼ばれるユーザー体験に大きく影響する項目(ウェブに関する主な指標)やリッチリザルトに関係する構造化データについて、問題の有無が確認できるようになっています。

参考:Googleランキング要因になるCore Web Vitalsとは?概要から改善方法まで徹底解説!

手動対策のチェック

手動による対策レポート

いわゆるペナルティと呼ばれる、Googleからの手動対策を受けていないかどうかを確認することができます。
通常は「問題は検出されませんでした」と表示されるはずです。しかし、Webサイトがウェブマスター向けガイドラインに違反してGoogleから手動ペナルティを課された場合は、ここで指摘内容を確認できます。自動ペナルティが課されているか否かは、サーチコンソールでは確認できません。

参考:Googleの手動・自動ペナルティがSEOに与える影響と原因・対策について

リンク

リンクレポート

サイト外からの被リンクは依然としてSEOにおける重要な評価指標の一つです。被リンクを「Webサイト内のどのページ(URL)が多く受けているか」「どこの外部リンク元から多く受けているか」「どのようなテキストリンクで多く受けているか」を確認できます。
一般に、サードパーティー製の他ツールよりも多くのリンクが検出されていることがほとんどです。

また合わせて内部リンクも確認することが可能です。

アナリティクスとサーチコンソールの違い

一言でまとめると、2つのツールは次のような役割の違いがあります。

・アナリティクス
Webサイトが「どのように見られているか」を解析するツール

・サーチコンソール
SEOにおけるWebサイトの管理ツール

アナリティクスとサーチコンソールの使い分け方

アナリティクスとサーチコンソールの役割の違いは、蓄積されているデータの特性ともリンクしています。

・アナリティクス
Webサイトのソフト面(コンバージョンを達成するためのユーザー体験)を強化していくうえで材料となるデータ

・サーチコンソール
Webサイトのハード面(Googleにインデックス・評価されるためのページ作り)を整備していくうえで材料となるデータ

アナリティクスは、Webサイト上でのユーザーの足跡(どのページに来て、どのページに遷移して、コンバージョンもしくは離脱したのか)を解析する際に優れています。
そのため、検索以外の流入経路を含めて、ユーザーがどのようなページを見てどのようにコンバージョンに至っているのかを把握する目的で使用します。

一方、サーチコンソールは、Webサイトにユーザーを呼び込むまでの環境(検索結果に表示されるキーワード、順位、クリック回数)を検証する際に役立ちます。特に、どのようなキーワードで検索されているのかは、現在アナリティクスで解析することはできないので、非常に貴重です。
そのため、検索に特化した流入状況や、SEOに関連してサイトに問題が発生しているかどうかを把握するために使用します。

なお、サーチコンソールのパフォーマンスレポートはアナリティクスのアクセス解析とかぶった機能ですが、このレポートをアナリティクスと連携することが可能です。

詳しくは以下を参照ください。

グーグルアナリティクスとサーチコンソールを連携する方法
https://www.sakurasaku-labo.jp/blogs/configuring-search-console-data-in-analytics

まとめ

アナリティクスとサーチコンソール、2つのツールを活用してWebサイトの特性や課題を掘り起こし、効果的なSEO施策を検討・実施していきましょう。

当然のことながら、どちらのツールも登録以前のデータは遡って取得することはできません。未導入のWebサイトがあれば、すぐに導入して運用することをおすすめします。

執筆者 / 監修者

SEO研究所 サクラサクラボ
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