ブログやサイトを運営している方の中には、アクセス解析やユーザーの行動分析を重視される方が多いです。
ですが、これからサイトを作ろうとしている方や初心者の方にとってはイマイチよく分からないと思います。
本記事では、アクセス解析とは何か、解析を行う際におさえておきたいポイントなどを中心にご紹介します。
アクセス解析とは
アクセス解析とは、サイト内においてユーザーの取った行動分析を行い、サイトの抱える課題を抽出し、より良いサイトに改善することです。
具体的には、サイトを訪問したユーザーがどうやってサイトにたどり着いたのか(リンクをクリック、あるいはキーワード検索など)、サイトに滞在した時間などのデータを分析します。
企業やブログの運営者がサイトや配信しているコンテンツを客観的に知ることで、コンバージョン率を高めることが最終的な狙いです。
SEOのアクセス解析を行う際のポイント
アクセス解析を行う上で重要なのは、分析する対象と分析を行う目的の二つを明確にすることです。
「分析対象」とは、PV数、UU数、新規訪問者の数、検索キーワード、滞在時間などを指し、これらを分類し数値化することで自分が知りたい情報を明確にします。
二つ目の「分析目的」とは、文字通り分析を行う目的です。
例えば、訪問者がオーガニックなのか、リファラルなのかを見極めることも分析目的になります。
また、1日の数字だけを見て一喜一憂するのではなく、長期的な視野を持って前週、前月、前年比など、過去と比較してどのように変化しているかを見極めることが大切です。
さらに、分析から得たデータを評価するための基準も必要になります。
このとき、基準や指標は必ず数値で設定するようにしましょう。
仮に、1日にユーザー数×3PV以下だとコンテンツに魅力がないと判断する場合は、分析結果が1~2PVであればコンテンツ内容の見直しが必要になります。
このように評価基準や指標は、事前に数値で設定しましょう。
アクセス解析で見るべきポイント
まず、ユーザーはどのページを閲覧しているのか、そのユーザーがオーガニックの場合はどのようなキーワードで検索して流入しているのかを見極めます。
また、流入したユーザーがその後どのようなページに遷移しているのかを見ることも大切です。
例えば、商品説明ページ→カート→購入、あるいは商品説明→商品トップ→サイトトップ→別の商品トップのように、ユーザーの行動を順に追いかけてチェックします。
販売サイトの場合、ユーザーのコンバージョンの数、アクセス数に対するコンバージョンの割合などをも確認しましょう。
そして、オーガニックやリファラル(広告、別サイトなど外部から)かどうか、アクセス経路によりユーザーの行動に変化はあるのかなども重要です。
アクセス解析の手法について
これまではアクセス解析のポイントなどについて紹介しましたが、解析の手法は2つに分類され、それぞれ役割と目的が違います。
Google Analytics
サイトに流入したユーザーのデータを分析できるのがGoogle Analyticsです。
Googleが提供しているアクセス解析のツールで、基本的には誰でも無料で使用できます。
ツールにサイトを登録すると、ユーザーの取った行動を表示してくれます。
例えば、「アクセスはどれくらいか」「アクセスした端末はパソコンか、スマートフォンか」「どこを経由して訪れたか」などです。
このデータを分析することでサイトの改善点が浮き彫りになり、課題を克服することでサイトの目的達成率を高めることが出来ると期待されます。
Google Search Console
Google Analyticsと同様に、Googleが提供する無料ツールです。
ユーザーの行動を分析するAnalyticsと違って、サイトを監視・管理することが出来ます。
具体的には、HTMLタグの改善が必要なURL、クロールエラーやインデックス数の推移状況、サイトに貼られているリンクやペナルティの有無などの確認が可能です。またページのクリック数やクリック率、流入したキーワードの順位状況の確認をすることも出来ます。
これらはつまりGoogleのサイト評価結果と言えますので、常に確認することで検索結果でのサイトパフォーマンス最適化につなげることが出来ます。