自社サイトのSEO対策でより順位や流入数の上昇を狙う場合、自社の現状を知ることはもちろん、ライバルサイトがどのような状態なのかを知っておくことが非常に大切です。
自サイトとライバルサイトを比較することで、自サイトに足りない点を見つけて改善することができます。
ここでは、どのようにライバルサイトを選定し、どのような観点から比較すればよいかをご紹介します。
ライバルサイトの選定方法
ライバルサイトとしては、まずは運営するサイトのビジネス上の競合サイトが挙げられるでしょう。
また、ビジネス上直接の競合関係はなくとも、検索上で競合しているケースがあります。
たとえば、ローカルビジネスであっても辞書サイトやメディアサイトが競合になりえます。
いくつか自サイトでターゲットとしているキーワードを検索してみて、頻繁に上位表示しているサイトをライバルサイトとしてピックアップするのがおすすめです。
次に、どのような観点で比較調査を行うかの方法についてご紹介します。
流入比較
Similarweb
https://www.similarweb.com/ja
月間のトラフィック数・検索や広告などのチャネル別の流入比率がわかるほか、流入上位の検索キーワード、参照元サイトや直帰率などがわかります。
無料でも使用できますが、有料版と比較して取得できる情報に限りがあります。
ファインダビリティ比較
ファインダビリティとは、SEOにおいてあるテーマについてどれだけユーザーから見つけられやすい状態にあるか(つまり上位表示しているか)ということです。
ファインダビリティを測るには各種キーワード取得ツールと順位取得ツールを併せて使います。
関連キーワード取得ツール
http://www.related-keywords.com/
キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
まずはターゲットとするキーワード(ビッグワード)を1つ決め、関連キーワード取得ツールにかけると、そのテールワードを一括で取得することが可能です。
次に、取得したキーワード群をキーワードプランナーで検索数を取得します。
キーワードプランナーは、Google Adwordsが提供しているツールで、リスティング広告出稿の際に検索数や競合度目安を取得できるものですが、SEO対策を考える際にも非常に有用です。
仕様変更により、広告を出稿していない場合はあいまいな検索数しか取得できなくなりましたが、検索数目安を知りたい際には依然として便利なツールです。
さらに、これらのキーワード群の順位を取得します。
キーワード数に応じて、SEOチェキやGRCなどのツールがあります。
SEOチェキ
http://seocheki.net/
順位が取得出来たら、順位に応じた見つけられやすさ(クリック率)を考慮して各順位をスコア化します。
たとえば、1位は40点、2位は20点、3位は10点・・・・10位は1点といった具合です。
スコアと検索数を掛け合わせて、全てのキーワードについて足し合わせればファインダビリティスコアとなり、サイトごとにどれだけ見つけられやすい状態になっているかを指標化することが可能です。
被リンク比較
被リンクは依然として重要なSEO要素の1つです。
以下ノツールでは、自社やライバルサイトの被リンクの本数やドメイン数や、どのようなサイトからリンクされているかをチェックすることが可能です。
Ahrefs
https://ahrefs.com/
Open Site Explorer
https://moz.com/researchtools/ose/
いずれも無料でも使用できますが、有料版と比較して使用できる回数や取得できる情報量に制限があります。
まとめ
SEO比較調査のうちでも代表的な調査項目をご紹介しました。
自サイトやライバルサイトがどのような状態であることを知らずには次の適切な施策を決定することはできません。
競合調査は施策開始前はもちろん、施策を始めた後も定期的に行うことをおすすめします。
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