外部のサイトからのリンクは、SEO対策において最も重要な要素の一つです。
今回は、クローラーが外部リンクを重視する理由や、外部リンク対策を行う上での注意点をご紹介します。
外部リンクとは
外部リンクは、バックリンクや被リンクとも呼ばれています。
他のサイトから自分のサイトへリンクを集める施策を「外部施策」といい、検索エンジンは外部リンクが多いサイトをユーザーから支持されているサイトであると評価しています。
外部リンクの数がサイト評価に与える影響は小さくなってきているとはいえ、依然として大きな評価要因です。
外部リンクがSEOにおいて重要な理由
外部リンクは、分かりやすく例えるなら「サイトへの人気投票」と言えます。
Googleは「重要度の高い論説は、様々な論説から参照されることによって権威づけられる」という仮説に基づいて、検索順位決定アルゴリズムを構築しました。
このアルゴリズムに基づき、Googleは一つ一つのURL(HTML文書)に0~10までの11段階のランキングスコア(ページランク)を付与し、よりランクの高いページからのリンクは、低いランクのページからのリンクよりも価値があると定義付けてスタートしたのです。
当時は、外部リンクが多いほど、またリンクされるサイトのページランクがより高いほど評価が高いページだと判断していました。
しかし、Googleが外部リンクを重視していることを悪用して(「外部リンクを集めれば、検索順位が上がる」と考えて)、自作自演の外部リンクを構築する手法が横行しました。
それに対してGoogleは、ペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムを更新することで対策を講じ、リンク元のサイトの質を評価するようになりました。結果として、現在はリンクは量より質を求められるようになっています。
Googleの検索エンジンの進化によってアルゴリズムが複雑化し、ランキングに影響を与える指標が大きく増加したにも関わらず、それでもなお外部リンクは依然としてSEO対策において重要な要素とされています。
それほど、ユーザーに信頼されているサイトか否かは、SEOにとって重要なポイントなのです。
今必要な外部対策の方法
SEOの施策には、今までご紹介してきた外部施策と、内部施策があります。
内部施策は、コンテンツを充実させることに始まり、キーワード選定やhtmlの最適化など、自分たちの手である程度はコントロールしやすいものです。
一方で、外部リンクを集める外部施策は、自分たちでコントロールすることは簡単ではありません。
とは言え、自作自演のスパムリンクはお勧めしません。
スパムリンクが発見されると、Googleからペナルティを受けることになり、検索順位が大幅に下落する等、検索経由のトラフィックが大きく失われる危険があります。
ユーザーにリンクしてもらえるように、良質なコンテンツ制作を継続していくことが、最良の外部施策といえるでしょう。
具体的には、オリジナルな独自のコンテンツや、イベントリポート等、ユーザーが満足するような有益なコンテンツづくりをすることです。
時間はかかっても、良質なコンテンツを増やしていけば、評価につながっていきます。