サイトへの訪問者を増やす手法の中でも特に重要とされるSEOにおいて、ユーザーにとって有益で信頼性が高い情報を掲載しコンテンツを強化することは非常に大切です。
同時に、比較的テクニカルな手法であるHTMLのマークアップも、Googleアルゴリズムにおいて重要になります。
SEO担当者の中には、専門的な知識を要するHTMLのマークアップが上手くいかず頓挫しているかたも少なくないでしょう。
本記事では、HTMLのマークアップ時に最低限押さえておくべきポイントをご説明します。
押さえておくべきポイント
titleにキーワードが必須
あまりご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、titleタグもSEOランキングに影響する部分であり、重要なポイントです。
キーワードを検索し表示される画面において、titleの書き方一つでユーザーのクリック率に大きく影響をもたらします。
SEO対策として、キーワードを盛り込むと同時に魅力的な文言を付け足すことで、好奇心をくすぐりクリックを促進させるのです。
また、文字数は30文字前後にしましょう。
30文字を大幅に上回る文字は、せっかく記述しても「…」と表示されてしまうので要約することが肝心です
meta descriptionも大切に
descriptionはサイトの説明文のことです。
記述内容により検索結果に変動はありませんが、titleと同様に検索結果に表示されることから、サイトのクリック率を高める可能性があります。
description設定のポイントは、文字数を120文字前後にすること、キーワードを詰め込み過ぎずクリックを誘う魅力的な内容にすることです。
hタグの適切な設定
hタグh1~h6は大中小の見出しを設定するタグのことです。
hの隣の数字が小さなタグほど重要と考えられ、ページの核となるメインテーマを記載する最も重要なタグがh1です。
h1を設定するさい忘れてはいけないのは、キーワードを必ず含むこと、ユーザーがページに訪問したさいに、ファーストインプレッションで見える位置に設定することなどです。
また、h2タグを中見出し、h3タグは小見出しと、順番にコンテンツを組み立てて行きます。
よくある間違いとしてh2、h3だけ使用し、h1を忘れてしまうことがありますが、そのような状況にならないためにも、チェックは入念に行ってください。
hタグを使い階層で区切ってユーザーが読みやすいコンテンツ表示にすることで、検索エンジンによる認識が容易になるため、SEO効果も期待できるでしょう。
メタタグ
・noidex
ユーザーには見えないことから他のタグよりも軽視されがちですが、正しく設定しないとサイトにとって悪影響をもたらします。
初心者がやってしまいがちなミスとして、ページ公開前(作成途中)で挿入したnoindexタグの削除し忘れがあります。
そのまま放置した状態でコンテンツを完成・公開しても、検索結果に表示されず、その原因が何かわからないという状況に陥ります。
このような事態を避けるためにも、公開前にnoidexは必ず消すようにチェックしましょう。
・nofollow
コメント欄に誰でも投稿できる状態にしていると、サイトの価値が下がる可能性があります。
残念ながら、世の中には被リンクを獲得するために、サイト運営者の許可なくコメント欄に低品質なリンクを貼り付けてくる人が存在します。
コメントにスパムリンクを貼り付けられると、苦労して作成した魅力的なコンテンツも信頼できないものとして認識されてしまう悲惨な事態を招きます。
必ずコメント欄はnofollowに設定して、有害なスパムサイトリンクから大切なコンテンツを守りましょう。
URLの正規化にはcanoncial
URLを正規化し、検索エンジンに正しく認識してもらうためにcanoncialの設定も忘れないようにしましょう。
設定の際に誤ってbodyタグの中に入れてしまわないように気をつけてください。
なぜなら、Googleがcsnoncialを認識する時、headタグの中で設定されていないと見落とされるからです。
モバイルユーザー対策ページ
また、最近ではスマホの普及にともない、スマホからのサイトにアクセスする人が増えています。
この流れに対応するため、通常のサイトとは別にスマホ専用URLを用意している場合も珍しくありません。
気を付けたいのは、前述したcannocialと「alterneat」を正しく使い分け、PC用URLとスマホURLをGoogleに正しく認識してもらうことです。
まとめ
専門的な知識が要求されるHTMLは、Web制作を始めて間もない方にとっては難しいと感じるかもしれませんが、
ポイントを正しく押さえれば問題ありません。
titleタグ、meta descriptionはそれぞれの文字数制限を守り、前者はキーワードを必ず含み、後者は魅力的な文章で設定します。
hタグはh1に大見出し、続けてh2に中見出し、h3で小見出しと順番を追って構成することが大切です。
また、noindex設定の解除忘れが原因で起こるインデックスされない(検索結果に表示されない)状態を避け、nofllowでスパムサイトからの被リンクを防ぎます。
そして、canoncialとalterneatを設定し、URLの正規化と、スマホ専用サイトページをGoogleが見落とすことを防止するようにしましょう。