一昔前と比較すると、SEOを知らないWebマーケターはほとんどいないのではないかと思います。
そのくらい浸透した「SEO」というキーワードですが、変化の激しい業界ですので以前の情報のままでいる人ももしかしたら多いのではないでしょうか。
SNSが広まっているからSEOは古いからもう必要ないとか、SEOはやっても効果がないとか、様々な情報があふれている世の中なので、正しい情報が何なのかもわかりにくくなりつつある側面もあります。
今回はこうした面からこれまでのSEOとこれからのSEOについてご紹介します。
Googleが求めているSEOとは?
Googleの仕事は検索エンジンでWebページの順位を決定することだけではありません。
Googleの主な収益源は、Adwordsなどの”広告収入”なので、Googleという検索エンジンを多くの方に使ってもらうように日々改良を重ねています。
ユーザーが探している情報が見つけられる検索エンジンだからこそ、多くのユーザーが多くの広告収入をもたらしてくれるのです
求めている情報が見つからない使いにくい検索エンジンであればユーザーが離れてしまうため、これがGoogleにとって一番怖れていることです。
ですからGoogleはできるだけユーザーの意図を汲んで、ユーザーが満足するコンテンツが上位に表示されるような仕組みを日々作っているのです。
これまで行われてきたSEO対策とは?
以前のGoogleの検索エンジンは、ユーザーが求めている情報は、外部リンクが多く集まっているサイトであるという考えのもとにアルゴリズムが組まれていました。
そのため、意図的に外部リンクの数を増やせば、それだけ上位表示がしやすくなっていた時期もあり、実際ユーザーにとって有益とはいえないページが上位表示しているケースも見られました。
このようなページを看過できないGoogleは2011年頃から、お金と引き換えに意図的にリンクを集めているサイトに対し、本格的に警告を発する(ペナルティを課す)ようになったのです。
SEO対策というと、このようなSEO=リンク=ペナルティ=危ない、といったイメージで、進めるべきではない古い施策と考えている方も多いのではないでしょうか。
今後求められるSEO対策とは?
上記のようなSEO施策だけを続けていても、実際のところ成果につなげるのが難しくなってきています。
しかし、Googleはユーザーのニーズをより正確に把握し、ニーズに応えているコンテンツを上位表示できるよう、アルゴリズムを進化させてきました。
もちろん外部リンクは依然として重要な評価指標ですが、それ以外の指標もより評価されるようになり、ある1点だけをテクニックで攻めれば上位表示が達成できる時代は終わりました。
そのためユーザーや検索エンジンが求める、「良質なコンテンツ」が重要視されるようになりました。
ただ、「良質なコンテンツ」を届けさえすればよいという考えも古くなりつつあり、スマートフォンの普及に伴い、どのようなコンテンツを、いつ届けるかや、限られた画面領域の中でユーザーをどれだけ満足させることができたかがSEOにおいて重要になってきています。
このように、SEOは古いものどころか、進化を続けている新しいものだと言うことができます。
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