SEO対策において「キーワード選定」は最も基本的なものです。
適切なキーワードを設定しなければユーザーの流入も少なく、検索の上位表示も難しくなります。
かといってあまりにもニッチなキーワードの選定は、検索の上位表示は実現できてもアクセスの数自体は少なくなってしまうでしょう。
そのためキーワードの需要やトレンドを含めて、いかにバランスの取れたキーワード設定でアクセスを獲得できるかどうかがポイントになります。
SEOにおけるキーワード選定とは?
SEOにおけるキーワード選定とは、ユーザーが検索するワードとそれに伴うニーズを把握し、適切なキーワードを設定することで自社サイトへの集客を行うことをいいます。
ユーザーは自分の関心があるワードを打ち込んで検索を行いますが、そのキーワードについての対策を行わなければユーザーのアクセスを獲得することはできません。つまり、キーワードを意識したコンテンツや文章を発信しなければ、検索からは誰も来てくれないということです。
ユーザーのアクセスを獲得するには、そのユーザーのニーズ(キーワードの検索意図)を理解しなければなりません。
ユーザーが何を求めてそれを検索したのか、なぜそのワードで検索したのか、何に関心があり何を得たいと思っているのか。
これらすべてがユーザーのニーズであり、そのニーズに沿ったキーワード選定とコンテンツ作りが必要になります。
ユーザーのニーズや検索ワードは常に移ろいます。
よって、トレンドや社会情勢、季節の変わり目など、その時々に需要の高いコンテンツを発信できるかどうかもカギになります。
キーワードのリストアップの仕方は?
たとえば「旅行」というビッグキーワードでコンテンツを作るとなると、競合が多すぎて検索の上位表示を狙うのは極めて難しくなります。
そのため最初は「旅行」といった一つのビッグワードを使うのではなく、旅行という言葉を含めた複合キーワードで検索の上位表示を狙い、Googleの検索評価を高めるのがポイントになります。
旅行の複合キーワードの例としては「旅行 持ち物」「旅行 バッグ」「旅行 温泉 人気」「旅行 沖縄 海」などです。
キーワードのリストアップには、キーワード選定ツールを使用するのが便利です。
goodkeyword
このツールを使用すると、実際にユーザーが検索している複合キーワードをチェックすることができます。
このキーワードのチェックから、ユーザーが求めていること、知りたいと思っていること、そのニーズを調べることができます。
SEOにおけるキーワード選定とコンテンツの作り方の基本は、「自分が何を作りたいか」ではなく「ユーザーが何を求めているか」「ユーザーが何を知りたがっているか」です。
リストアップしたキーワードの絞り込みの方法は?
キーワードのリストアップが完了したら、検索ボリューム数をチェックしてキーワードの絞り込みを行いましょう。
リストアップしたキーワードの検索ボリュームのチェックするツールにはGoogleの「キーワードプランナー」があります。
https://adwords.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
検索ボリュームとはそのキーワードがどれくらいの回数検索されているかを示す数値です。
この数値を見たうえで、どのような複合キーワードにするかを練っていきます。
検索ボリュームが大きすぎるキーワードは競合が多すぎて上位表示は狙いにくく、小さすぎるキーワードは上位表示ができても多くのアクセス数は稼げないでしょう。
そのため最初はできるだけバランスの取れたキーワード選定が重要になります。
「旅行 温泉」というキーワードでも検索ボリュームが大きすぎると感じる場合は、ここにさらに関連ワードをつけ足していきます。
「ニーズが高いが競合が弱いだから上位表示が狙える」という三つの点を意識してキーワードの絞り込みを行っていきましょう。
検索ボリュームの把握は、どれだけのユーザーが何を知りたがっているか、どんな情報が欲しているかの目安になります。
競合の上位表示の状況を確認しながら、常にキーワードの洗い直しを行っていくことが大切です。
キーワードの選定には「キーワードのリストアップ」と「検索ボリュームのチェック」が必須です。
より多くのユーザーのニーズに応え、高評価を得られるコンテンツを発信できれば、それが同時にGoogleの検索評価アップにもつながり、自然と上位表示も可能になります。