SEOとリスティングの共通点
SEOとはGoogleにとって最適なサイト構築をし、評価されることによって検索順位を上げる方法である一方、リスティング広告はGoogleに広告費を支払うことで検索順位とは別のリスティング広告枠に掲載してもらう方法です。
SEOもリスティング広告もユーザーの検索キーワードに応じて表示されるという点で共通しています。
ユーザーはキーワードに関連した情報を探していますから、リスティング広告によって疑似的に検索順位を上げることだけでなく、ユーザーのニーズを把握し、それに応じたコンテンツを作成することに力を入れておく必要があると言えます。
リスティング広告のSEOに対するメリット
リスティング広告はSEOと比較した場合、短期間のうちに成果が出やすいというメリットがあります。
キーワードの検索数などにもよりますが、SEOではコンテンツを掲載してから検索上位に表示されるまで、テールワードでも1か月以上、ミドルワードやビッグワードなど、より検索数の多いキーワードの場合は、半年や一年、場合によっては数年単位の時間を要してしまうこともあります。
つまるところ、SEOで結果を出すには根気よく、中長期的な視点で施策を行うことが要求されます。
しかし、リスティング広告は広告費の入金さえすれば、即日でリスティング枠という、検索順位1位とほとんど同じ位置に表示させることができます。
そのためSEOのデメリットともいえる「中長期の施策を行う必要」が無いという点がメリットです。
リスティング広告よりもSEOが優れている点
前項でリスティング広告のSEOに対する優位性をお伝えしましたが、逆にSEOのリスティング広告に対して優れている点も3つあります。
一つ目は、直接のコストがかからないという点です。
言い換えれば、SEOで集客を行う場合は広告費がかからないということです。
当然のことですが、リスティング広告枠にサイト掲載させるための費用は決して安くありません。
SEOは手間はかかりますが、広告費がかからないという点でリスティング広告に対して優れていると言えます。
二つ目は、広告出稿を止めてしまえば表示も止まってしまうリスティング広告と異なり、SEOは上位表示が維持される限り集客効果が持続します。
いったんキーワードを上位表示させた後それを維持することができれば、以後は費用をかけずにトラフィックを得続けることが可能です。
三つ目は、SEOによって上位表示されたサイトは、リスティング広告枠に掲載されたサイトよりもクリック率が高いこともあります。
これは広告を避けようとするユーザーが一定数いることが理由です。
SEOとリスティングは併用可能
ここまでリスティング広告とSEOの比較を行ってきました。
SEOとリスティング広告は相反するものではなく、実際は併用することができます。
たとえばSEOをメインの集客方法として利用し、リスティング広告はSEOで検索上位に表示させられなかったページや、検索上位に表示させるだけでは十分でないページに対して補完的に利用する方法があります。
このようにSEOとリスティング広告はそれぞれにメリットとデメリットがあり、両者は併用することができます。
利用する際は、コストとタイムスパンを考慮して選択もしくは併用する必要があります。