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SEOでのスマホ対応とは?今後順位チェックが欠かせない理由

現在のGoogleはパソコン向けページをもとにしてページ評価の大部分を決定し、スマホ向けにはそれを補正する形でランキングを決定しています。
そのため、以前はWeb担当者が主に見るべきはパソコン用の順位で、スマホ順位はあまり気にする必要がありませんでした。
ところが事情は変わってきています。

この記事ではスマホ順位を取得する必要性について解説し、またどのようにスマホ順位を取得していくかについてご紹介いたします。

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目次

パソコンとスマホで順位が異なる理由

現在Googleは200以上の評価項目をもとに順位を決定しています。
基本的にはパソコンもスマホも同様に順位が決定されていますが、特に以下の要因などで順位が異なる場合があります。

モバイルフレンドリーアップデート

2015年、2016年と2度にわたって実装された、スマホ対応していないページの順位を下げるアルゴリズムです。
Googleからあらかじめアナウンスがあるほどのアルゴリズム変更でしたが、総じて予想されたほどのランキング変動はありませんでした。

ヴェニスアップデート

検索キーワードに地域名を含まない場合でも、検索者は近くのお店やサービスを探していることもあるという意図から、検索結果にもそうしたものが多く含まれるようになりました。
このアルゴリズムはヴェニスアップデートと呼ばれています。
Googleは、スマホから検索された場合のほうが、検索者は近くのお店やサービスを探している率が高いだろうと考えているためか、ヴェニスアップデートの影響はスマホのほうが受けやすいようです。

SEOを行う際にスマホ順位を取得する必要性

これまでSEOでは、PCでの検索順位をもとに施策が行われることが一般的でしたが、スマホでの順位を取得しておく必要性が次第に高まってきています。
その理由として、主に以下の2点が挙げられます。
・PCとスマホで順位が異なるため
・Googleがモバイルファーストインデックスを進めている

PCとスマホで順位が異なる

スマホとパソコンで検索順位が異なる要因に関して、モバイルフレンドリーアップデートとヴェニスアップデートについてご説明しましたが、現在のところ検索結果全体で見れば決定的に違うとは言えないでしょう。

とはいえ、改めて言うまでもなくスマホ人口が増加しており、Google検索の使用回数はすでにパソコンを超えています。
過半数を占めているユーザーの検索に対して、自サイトがどのような順位になっているのかをチェックしておかなければ、マーケティングコストの配分を誤ってしまう可能性があります。

モバイルファーストインデックス

モバイルファーストインデックスとは、スマホ人口の増加を受けてGoogleが進めている、ランキング評価方式の変更のことです。

現在ランキングの決定はパソコン用ページをもとに評価を行い、スマホ向けにはパソコン用ページの評価を補正してランキングを決定しています。
ところがモバイルファーストインデックスでは、スマホ用ページをもとにしてパソコンページの評価を決めるもので、パソコン用ページとスマホ用ページの主従関係が逆転します。

上述のモバイルフレンドリーアップデートでは、実装時のランキングへの影響はあまり大きいものではありませんが、モバイルファーストインデックスがランキングにどれほどの影響を与えるかどうかは未知数です。
実装は2018年以降にずれ込む見込みが高いと言われておりますが、完了まで段階的に移行していくことが示唆されています。
自サイトの検索順位を継続的に取得しているWeb担当者の方にとっては、実装までの段階を踏むごとにランキングへの影響は気になるでしょうから無視できない仕様変更です。

これらのことから、今スマホ順位を取得しておく必要性が高まっているといえます。

モバイルファーストインデックスについては下記にて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
モバイルファーストインデックス(MFI)とは?導入時期や必要な対策まとめ
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/mobile-first-index

スマホ順位をチェックする方法とツール

それでは、スマホでの順位を取得するための方法やツールをご紹介します。
順位チェックが必要なキーワード数や頻度に応じて使い分けるのがよいかと思います。

手持ちのスマホで実際に検索する

アナログな方法ですが、普段スマホを持っている方ならいつでもどこでも確認できる、確実な方法ですね。

パソコンのブラウザからモバイルエミュレートして検索する

パソコンからでも、モバイル端末をエミュレートして検索することが可能です。
スマホを持っていない場合や、スマホで検索キーワードを入力するのが面倒という場合に有効です。

Chromeの場合

Chromeのディベロッパーツールを使うのが便利です。
まずはキーボードのF12ボタンを押す(もしくはCtrl+Shift+I)ことで、ディベロッパーツールを立ち上げます。

developer

次に上部右側にある、スマホのようなボタンを押します。
すると、プルダウンが表れてモバイル端末のリストが表示されますので、好きなものを選べばOKです。
上のキャプチャではiPhone 6 Plusを選択してみました。

必要に応じてページの再読み込み(F5)をしてください。
この状態で検索をすれば、パソコンからでもモバイルの検索結果を得ることができます。

Firefox

Firefoxではアドオンを使うのが一般的です。
スマホエミュレートできるアドオンはUser Agent Switcherなどが有名でしょうか。
http://chrispederick.com/work/user-agent-switcher/

インストールした後、Firefoxブラウザのツールタブの中にDefault User Agentという項目が出現します。
ここからユーザーエージェントをいじった後、通常と同じようにGoogle検索を行います。

※詳しい設定方法はここでは触れません。
※アドオンの使用は自己責任でお願いいたします。

ここまでアナログな方法を紹介してきました。
取得したいのが数KWなのであればアナログでもよいのですが、より多くのKWを取得したい場合にはツールの力を借りるのが現実的でしょう。
そうした際のツールをいくつかご紹介します。

GRCモバイル

GRCはSEOの業界では非常に有名なツールです。
もともとパソコンでの順位を確認してくれるツールでしたが、上述のモバイルフレンドリーアップデートを期にモバイル版もリリースされました。

2017年初頭に値上げされてしまいましたが、それでも順位取得に特化しているため、低コストでの導入が可能となっています。

GRCのメリット
・大量のKWの順位取得が可能
・KWごとに上位表示ページの履歴なども追跡可能
・今回紹介するツールの中で最も低コスト

GRCのデメリット
・インストール型(他のPCと共有できない、順位取得の間PCを起動し続けておく必要がある)
・PC版のGRCとスマホ用のGRCモバイルは別アプリ・別アカウント扱い(連携する場合立ち上げるアプリが2つ、アカウント購入費も2倍)
・KWごとのグラフ描画などはできるが、グループごとのレポーティング機能などはない

GRCモバイルの導入コスト
KW数、URL数無制限のアルティメットプランで、24,300円/年 (税込,PC用GRCは別途)

GRCモバイル

Gyro-n

Gyro-nはPC/スマホの順位を計測してくれるほか、検索地を指定した順位も記録してくれるのがうれしい機能です。
モバイルユーザーは近くのお店やサービスを探している場合が多いという傾向があるため、Googleはそうした検索結果を優先的に上位表示しています。(ヴェニスアップデート)
各キーワードの検索地による影響を計りたい場合に便利なツールです。

その他にも競合比較がGRCより容易に行えるほか、簡易的にHTMLソースを分析してくれるようです。

Gyro-nのメリット
・PC/スマホの順位を同時に計測可能
・KWのグルーピングや競合比較が可能
・クラウド型ツールでインストール不要(メンバー内に共有したり、外出先などからでも確認が可能)
・検索地を指定した順位も取得可能

Gyro-nのデメリット
・大量KWの取得に対応したプランがない

Gyro-nの導入コスト
300KWまでのプランで、16,800円/月 (税抜)

Gyro-n SEO

サクラサクLABO Advanced

サクラサクLABO Advancedは当ブログを運営しているサクラサクマーケティングが提供しているツールです。
もちろん順位取得も可能ですが、キーワードの順位取得をもとに独自のGoogle順位変動観測ノウハウや競合比較を通して、WEBサイトの課題を見つけることが主な目的のツールとなっています。

サクラサクLABO Advancedのメリット
・大量のKWが取得可能
・PC/スマホの順位を同時に計測可能
・クラウド型ツールでインストール不要(メンバー内に共有したり、外出先などからでも確認が可能)
・KWのグルーピングごとに、順位推移や競合比較が可能
・登録したKWの順位変動とGoogle検索全体の順位変動を比較できる
・Search ConsoleやGoogle Analytics連携により、サイトの健康状態が把握可能

サクラサクLABO Advancedのデメリット
・1つ1つのKW順位の計測に特化しているわけではないため、個別のKW順位をしたい場合には向かない
・同様の理由で、単体のKW順位を知りたいだけならコストが高め

サクラサクLABO Advancedの導入コスト
1万KWまでのPROプランで月額100,000円

サクラサクLABO Advanced

※キーワード順位のチェック機能はないものの、以下より順位変動のチェック・共起語調査・HTML分析などSEOに役立つツールを公開しております。
無料ですのでぜひお使いください。
サクラサクLABO Lite

まとめ

2018年に向けて、SEO界隈ではモバイルファーストインデックスの実装が予定されています。
実装されてからあわてないよう、WEBサイトをモバイル対応するのはもちろん、実装前からスマホ順位をチェックしておき、WEBサイトの課題抽出や競合との比較を行っておくことが必要です。

とはいえ、スマホ順位を取得することは、WEBサイトの課題発見をするための手段であって、それ自体が目的ではありません。
順位ツールにどこまでを求めるかによって、順位を把握する方法も変わってきそうです。

   

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    2020年11月27日笹本 雅人

    執筆者 / 監修者

    2013年株式会社ブレインネットに入社し、会社合併を経てサクラサクマーケティング株式会社に合流した後も現在に至るまでSEOコンサルタントとして大小問わず様々なクライアントの集客向上に貢献。
    特に大規模サイトのSEOを得意としているほか、自社メディアのブログの作成・監修を行い、数多くのキーワードで上位表示を達成している。

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