
サクラサクマーケティング株式会社(以下弊社)では、様々なクライアント様のコンテンツマーケティングを担当してきました。
実際に弊社が行ってきた様々なコンテンツマーケティングにおいて、どのようなことを実施したのか、それによりどのような成果を出したのかを様々な事例と共に解説します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ユーザーが求めている情報のコンテンツで提供することで、ユーザーの求める情報と自社の提供したいサービスをマッチングさせるマーケティング手法の一つです。
コンテンツマーケティングにも様々な手法がありますが、弊社は特にSEOと呼ばれる「Googleからの検索流入を主に目的とした集客方法」を織り交ぜたコンテンツマーケティングを得意としています。
早速事例の方を紹介していきます。
【BtoB】コンテンツマーケティングの事例A社の場合
独立・開業をテーマにしたメディアを運営しているA社の事例を紹介します。
コンテンツマーケティングを実施しようと思った理由
クライアント様は「独立・開業」をテーマにした自社メディアを運営していましたが、検索流入が少ない点が課題となっておりました。
そこで、検索流入を増やすための施策としてSEOに本格的に着手するために、弊社にご相談をいただきました。
具体的な施策内容
最初にメディアの具体的な基礎設計の見直し(ペルソナ設計や、対策KWの精査)から始めました。
そのあと、精査したKWを元にコンテンツマーケティングを行いながら、並行して内部SEOの施策も行いました。
どれくらい成果が出たのか
結果として、施策開始から約2年半後にはセッション数が142%増となりました。
月間のセッションも42万7000セッションと過去最高の数字を記録し、問い合わせも多数増加という結果になりました。
案件担当者からのコメント
コンサルタント担当のU
メディアのイメージが明確に決まっていなかったので、クライアント様が望んでいることを具体化するために情報の吸い上げに注力をしました。
それをやることで、クライアント様と弊社で完成イメージの共有が行え、継続的に運用するフローが組めたのが成功の要因の一つだと思っています。
ディレクション担当のS
クライアント様のサイトが「独立・開業」を主体としたテーマとなっていたため、読者にとって難しいテーマの記事をいかに読みやすい形にするのかに注力しました。
コンテンツの中には税理士や行政書士などの専門家の力を借りて作った記事もあり、それがGoogleからEATを認められ、評価された点も大きいと思っています。
【BtoB】コンテンツマーケティングの事例C社の場合
軽作業などの仕事の人材派遣等を行っているC社の事例を紹介します。
コンテンツマーケティングを実施しようと思った理由
クライアント様は検索流入経由のアクセスを増やしたくて、相談できる会社を探されていました。
そんな中で弊社の話を聞いてお問合せいただいたことが始まりでした。
具体的な施策内容
SEOを主体としたコンテンツマーケティングを主に行いました。
ただし、サイトリニューアル後のご相談だったので、内部のSEO施策が甘い部分がまだ残っており、それは直に制作会社様と連携をとって修正・調整を行いました。
また、実際に弊社のディレクション担当者がクライアント様が管理している工場まで足を運び、どのような職場であるのかを肌で感じたうえでコンテンツマーケティングの施策に挑みました。
どれくらい成果が出たのか
契約当初は月のセッションが約5,000ほどでしたが、10か月後には約6万7,000セッションまで増加しました。
まだまだ内部施策は対策中なため未実装箇所が多いですが、CV数も約170%増加し、これからもさらに伸びていくことが予想されています。
案件担当者からのコメント
コンサルタント担当のW
クライアント様は大手企業のため、社内稟議を複数通す必要があったり、担当者によって異なる対応を求められることがいくつかありました。それに対して、即対応をしたことを評価していただけました。
また、担当者との間に明確な道筋を提示し続けることにより、ゴールが分かりやすくイメージしやすい点もお褒めいただいたところの一つです。
案件ディレクション担当のH
軽作業系のロングテールキーワードを中心に対策していったことで、「ピッキング」や「軽作業」などのビッグキーワードでの上位表示につながりました。
キーワード選定時点で、重複(カニバリ)のないよう慎重に選定を進めたのも、短期間での上位表示・流入増加につながったと思います。
【BtoC】コンテンツマーケティングの事例B社の場合
女性向けの商品を展開しているB社の事例を紹介します。
コンテンツマーケティングを実施しようと思った理由
サイトリニューアルに伴い、よりSEOを強化したいという相談を頂いたのが始まりでした。
元々、他社様にコンテンツマーケティングを依頼していたようですが、納得いくクオリティではなく、また成果も出ていませんでした。
そんな中、弊社に新たにご相談をいただきました。
具体的な施策内容
SEOを主体とした記事の制作を行ないました。
また、季節ごとに注力したい商品に合わせて新商品の紹介記事の製作も並行して行いました。
どれくらい成果が出たのか
結果として、施策開始から約1年半後にはセッション数が500%増となりました。
クライアント様のサイトが水着・ヨガなどの女性を主にターゲットにしたメディアだったので、年間を通して時期により数字の変動はありましたが、CV数も実施前と比較して約3倍になる月もありました。
案件担当者からのコメント
コンサルタント担当のT
クライアント様のメディアが女性向けのサイトだったため、弊社も女性ディレクターをアサインしてよりクライアント様と近い目線で案件を動かしました。
PVよりもCVを重視していたため、SEO目線よりもお客さん目線での案件進行を意識し、トレンドなどを鑑みて購買色の強いコンテンツ設計に注力しました。
中には対策KW検索回数が少ないため、流入確保に苦労した記事もありましたが、それでもCVに近い記事を多く作成することができ、クライアント様にも満足していただけました。
ディレクション担当のO
水着、下着、ヨガウェアを販売しているサイトでしたので、記事チェックをする際は、自分でも実際に記事に記載されていることを試してみたりと、ユーザーがこの記事を読んで本当に参考になったと思えるのか?を心掛けて企画作成や記事チェックを行ないました。
元々のサイトのドメイン力もありますが、投稿した記事は基本的に順位が10位以内に入っており、去年に比べてセッション数も大幅に増加しており、クライアント様に喜んでいただけました。
【BtoC】コンテンツマーケティングの事例D社の場合
最後の事例は、損害保険を取り扱っているD社の事例を紹介します。
コンテンツマーケティングを実施しようと思った理由
元々、クライアント様の社内でSEO強化の声が上がっておりました。
記事の内製化も行っていましたが、上層部からのお達しで外注もしながらスピード感をもって対応したいとのことで弊社に相談をいただきました。
運用時の懸念点としては、社内のファクトチェックが厳しいためそのあたりのエビデンスチェック等細かく一緒にやってほしいとの要望があり、専門家監修とプロ校正を付けて記事の質を担保して案件を進行しました。
具体的な施策内容
競合サイトの流入ワードと、クライアントサイトのワードを比較して差分調査を実施。
自然検索での流入を得るために、まずは競合が上位表示されていて、かつ検索ボリュームの多いワードを優先的に抜粋し、そのワードを元にコンテンツマーケティングを行いました。
対策を進めるにあたってサイト内部の改善も視野に入れ、動きが取れるようになったタイミングでSEOコンサルも取り入れ、コンテンツマーケティングと並行して進行しました。
どれくらい成果が出たのか
案件実施前の月セッションは3,330程度でしたが、実施後は約8万セッションまで増加しました。
また、弊社で作成したコンテンツ以外の記事の流入も増えているため、結果的にドメインが評価されてサイト全体のセッションの底上げを行うことができました。
案件担当者からのコメント
コンサルタント担当T・S
クライアントのコンテンツチェック体制が厳しいため、より高品質な記事を求められました。
そのため記事のすり合わせにかなり時間がかかってしまいますが、より良いものを作ろうというところがありましたのでスケジュールが厳しい中両社協力して実施することができました。
校正チェック等はより細かく行い、さらに参考部分についてはすべてファクトチェックができるようURLを記載するなどし、M社のためのフローの確立を行いました。
それにより、掲載完了記事についてはメインワードでほとんどがTOP3に入っており、自然検索流入の大幅増加という結果を出すことができました。
ディレクション担当F
記事テーマの特性上、特に記事内容に正確性が求められることもあり、記事クオリティはもちろんのこと、ファクトチェックや情報の裏取りに通常よりも注力したお取り組みでした。
ほぼ全文を官公庁等が発表している公的な情報でファクトチェックし、内容によっては関係機関に問い合わせて事実確認も行うことで、情報の正確性を担保できました。
また、緊急事に検索されるようなテーマの記事も作成したため、ゆっくりと記事を読むのが難しい方でも直感的に理解ができるよう、表や図解なども多用することで「すぐに理解できるように」という意識も持って制作しました。
コンテンツマーケティングの事例から学べる事
弊社ではクライアント様と同じ方向を見て施策を進行することが大事だと考えています。
そのためには、事前にどのような方向でどの程度のスピードで進めていくのかの共通認識を持つことが大事です。
また、コンテンツマーケティングの基本は「いかにユーザーのためになるコンテンツを提供するか」です。
場合によっては専門家の監修が必要になる可能性もありますし、文章よりも図やグラフの方が大事になるケースもあります。
場合によっては、クライアント様にご協力をお願いすることもあります。
しかし、そうすることでよりユーザーのためになるコンテンツを作ることができ、結果的にGoogleから評価されることにつながります。
弊社では「Googleに評価されるコンテンツの作り方完全ガイド!」を無料で配布しています。
上記で紹介した事例もこれらの手法をもとに行われているため、気になる方はぜひダウンロードしてみてください。
まとめ
今回は弊社で担当したいくつかのコンテンツマーケティングの事例を紹介しました。
しかし、コンテンツマーケティングに明確な答えはなく、必要とされるコンテンツは常に変化しています。
そのためにも、常にGoogleの発信する情報を逃がさず、また独自のSEOツールを展開することで弊社は様々なコンテンツマーケティングのサポートを行っています。
もし、検索流入が少ないことに困っている、もっと流入を増やしたい、もっとCVを増やしたいと考えているのでしたら、是非サクラサクマーケティングまでお問合せください。