8月9日のウェブマスターオフィスアワーが行われました。
Googleの金谷さんとあんなさんが発言した内容をまとめます。
イベント告知
ウェブマスターカンファレンス札幌の申し込みが開始されています。
https://events.withgoogle.com/wmconf-sapporo-2019/
ライトニングトークへの参加で当選率があがるかも、とのこと。
金谷さんのツイートピックアップ
10年前のサイトも検索に表示される
10 年前のサイトも Google 検索に表示されます。少し、事実として信じてる方がいらっしゃるようなので一応コメントしておきます。
10年前のサイトはGoogle検索に表示されない|ライフハッカー[日本版] https://t.co/cuS8lFqAQj @lifehackerjapanさんから
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) May 2, 2019
7月から新規サイトはデフォルトでMFI適用
ウェブ制作会社やウェブデザイナーのみなさん、7 月から新規サイトについては MFI がデフォルトで適用されます。みなさんのワークフローでの MFI 対応は大丈夫ですか?例えばモバイルの画像の alt テキスト。僕が聞いた範囲ではデザイナーさん次第の所が多いと聞きました。今一度ご確認を! https://t.co/bQPcFRIvp0
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) June 29, 2019
モバイルのaltテキストなど注意
robots.txtで非公式にサポートしていたnoindexのサポート終了
Official Google Webmaster Central Blog:A note on unsupported rules in robots.txt https://t.co/m07OYUiqfH @googlewmcさんから
robots.txt で非公式にサポートしていたいくつかの機能(noindex や nofollow など)のサポートを 9 月 1 日に終了します。メッセージをご確認ください!— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) July 30, 2019
コンサルテーションデイについて
今回 South East Asia の Webmaster Conference のサポートでクアラルンプール、バリ、ホーチミンと移動します。今日は KL でコンサルテーションデイ。これが凄く良い。Google 検索への技術的な対応ができてない、知識がない、というサイトをチームでご招待し相談会、というのは日本でも需要あるかな?
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) August 1, 2019
知識がない、というサイトメンバーをチーム(技術者や上司など)でご招待し相談会を行ったら良かったとのこと
個別サイト対象になるが、オープン形式で、ユーザーへのインパクトの大きさや悩みの深さを考慮して行うことを検討
語弊のあった記事について
グーグルが検索結果アルゴリズムを変更、最新情報を優先 | TechCrunch Japan https://t.co/dU6cFSVpDd @jptechcrunchより
この記事も語弊を感じますね。単に新しい記事が好まれるから頻繁に更新しよう!みたいな解釈も見かけましたが、違いますので。できれば元の記事を読んでみてください。
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) August 2, 2019
Google検索が最新情報を優先するようになったという話ではなく、強調スニペットのアルゴリズム変更の話である
誤解をしている人が多かった
各検査ツールのChromeのバージョンが新しくなった
Official Google Webmaster Central Blog:Googlebot evergreen rendering in our testing tools https://t.co/zWylH8r19o @googlewmcさんから
URL 検査ツールやモバイル フレンドリー テストなどのツールも、常に最新のレンダリング エンジン(Evergreen Chromium Renderer)に対応しました!
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) August 7, 2019
インデックス障害について
現在 URL 検査ツールは無事復旧しました。そしてインデックスの問題も解決しつつありますが、引き続き解決に向けて取り組んでいます。また進捗などあればお知らせいたします。https://t.co/9X4ldgRwTF
— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) August 8, 2019
検査ツールは解決、インデックス障害はおおよそ解決したが、一部はまだ
コアアルゴリズムアップデートについて
Official Google Webmaster Central Blog:What webmasters should know about Google’s “core updates” https://t.co/ovxoASK3EN @googlewmc
Google 検索のコア アルゴリズムのアップデートについて、より深く理解していただくために詳細な記事を公開しました。日本語記事も準備でき次第公開します。— 金谷 武明 Takeaki Kanaya (@jumpingknee) August 1, 2019
- コアアルゴリズムアップデートに対する対策より、コンテンツを改善する
- 検索からの流入だけに頼らない
- サイト名指定で流入するユーザーを大事にする
Q&A
Q.自社でスパムリンクを行っているがやめてほしい場合対応してもらえるのか
A.通常はスパムレポートだが、大量であれば金谷さんにDMを送るなどでも対応する
Q.h2は〇個以下、h3は〇個以下など最適な見出しタグの数があるのか
A.気にしなくてよい(このような営業を受けてもお金を払わないでほしい)
コンテンツ(情報)の構造をGoogleだけでなく他のサービス・ブラウザにしっかり伝えることが重要
Q.サイトマップが確認できなくなり、旧サーチコンソールで認識されていたサイトマップの一部が新サーチコンソールでは確認できない状態が続いている(※流入に影響はない
A.Google側の問題で、解消の方向に向かっている
Q.カテゴリトップに記事を書いてもいいのか(通常は記事一覧だがカテゴリーページそのものを記事化する)
A.カテゴリページだからコンテンツをのせてはいけないということはない
目的にもよるがわかりやすい構造にするのがよいのではないか
※特にクロールさせやすくする目的であるのなら不要
Q.検索結果に納得がいかない(”F1″で特定サイトが上位に2つランクインしている)
A.SEOをしているサイトを上位表示させているわけではなく、ユーザーが求めている(と思われる)サイトを上位表示している
→F1の専門サイトであるなら、細かいニーズに応えるような戦略をとるのも1つの方法
Q.FAQの構造化データが使用されていると表示されるサイトが減る。これを利用して占有する目的で使われるケースがあるのではないか
A.実装してから日も浅くGoogle側でどのように使われているかを見極めていきたい。
Q.動的な配信でモバイル対応している場合のhreflangの実装について、MFI移行後はPCにもSPにも同様のものを実装するのがよいのか
A.そのとおり
Q.Indexing APIのQuotaを上げたい
A.中長期的には上限増加のリクエストを続けるとよいが、短期的には優先順位をつけて送信するとよい
Q.Googleマップが表示される基準はどうなっているのか
A.マップに限らず、動画・画像等の表示はクエリとユーザーの行動データから学習している
Q.実店舗がないローカルビジネスの登録
A.オフィスアワーの対象外のためマイビジネスに聞いてほしい
ただし、ヘルプページに以下の記述がある
「Google マイビジネスのリスティングは、顧客が訪れることのできる実在の店舗や拠点、または顧客のいる場所に出向くことができるビジネス向けにのみ作成することができます。」
https://support.google.com/business/answer/3038177?hl=ja
Q.しごと検索に出した後に企業名が変わった場合、hiringOrganizationを変えないと手動による対策を受けるのか
A.手動による対策を受けるかどうかは別として、マークアップは変更する
Q.セーフサーチによるランキングへの影響(アダルト系ではないが、セーフサーチONだと結果に出ない)
A.セーフサーチの対象になるのであれば、アダルト的要素があるのではないか
セーフサーチがOFFの場合はセーフサーチフィルタの対象サイトよりは、そうでないサイトのほうがランキング的に優先される可能性が高い
Q.複数のサイトマップのクロール優先順位
A.データとしてまとめて受け取って、Google側で優先順位を決めている。
サイトマップ中の記述順は関係ない
Q.サーチコンソールカバレッジレポートの「クロール済み・インデックス未登録」の理由
A.端的に応えられる質問ではない
・理由がしりたいなど、サーチコンソールチームにフィードバックしてほしい(日本語でもOK)
・コンテンツのクオリティが高い場合に、「クロール済み・インデックス未登録」になるケースは少ない
Q.画像をGoogleから削除する方法
A.ヘルプページを参照してほしい(https://support.google.com/websearch/answer/4628134?hl=ja)
コミュニティフォーラム(https://support.google.com/websearch/community?hl=ja)
もとの画像をサイトから削除する(削除してもらう)
Q.「Googleが異なるURLを正規URLとして選択されている」によりインデックスが減少した
A.この例の場合商品の売り切れページが関係している可能性があり、同じ品切れページが表示されて重複となっていた可能性があり、400番台のステータスコードにて、固有の情報を追加するのがよいのではないか
次回のオフィスアワーは8月後半予定とのことです。