2019年10月2日のウェブマスターオフィスアワーが行われました。
Googleの金谷さんとあんなさんが発言した内容をまとめます。
最近のブログ記事
新たなリンク属性:nofollowの発展版
https://webmasters.googleblog.com/2019/09/evolving-nofollow-new-ways-to-identify.html
・新規のrel=”sponsored”と”ugc”
・nofollowを含めたこれらのリンク属性は、今後ヒントとして扱う
→すぐに変更する必要はない、nofollowを使っているbotはGoogle以外にもあるため、設定を行う場合は組み合わせることを推奨(rel=”nofollow ugc”など)
Google Search News
https://webmasters.googleblog.com/2019/09/google-search-news-coming-soon-to.html
John Mueller氏による英語の動画シリーズ、イベントの様子なども
コアアップデートについて知っておくこと
https://webmaster-ja.googleblog.com/2019/10/core-updates.html
・アップデートとは
・順位が下がった場合
・コンテンツの品質を評価するための質問項目
・品質評価ガイドラインの理解
・E-A-Tの理解
・回復までの期間
→順位が下落してもコアアップデートはスパム対策のようなものではない。
たとえば第三者のユーザーテストなどにより、客観的な評価をしてみる
金谷さん個人的には検索品質評価ガイドラインを見る必要はない、ユーザーを見るべき
E-A-Tがあるのか、それを表現できているのか
Q&A
Q.7月のアップデートで下落したものの直近では回復した。更新性は関係あるのか?
「更新性の重要性」「評価される更新の定義」はどのくらいか?
A.コンテンツの改善に注力してほしい
Q.被リンクの効果として、ページランクとドメインランクはどちらが重要なのか
A.どちらでもない、細かい指標ではなくコンテンツの中身を改善してほしい
たとえばドメインランクの高さが重要だとすると、中古ドメインにコンテンツを乗せ換えるようなことが起こりうる。
これはガイドライン違反ではないが、スパムに近い
また、被リンクの重要性があがったという認識はない
Q.メインのキーワードで全く評価されなかった(医療系)。少しあがったがバグなのか。ペナルティの可能性が低い場合はどこに着目すべきか
A.バグではなく、アップデートで順位が動くことがある
アルゴリズムは完璧なものではなく、検索されたことのないクエリにも結果を返している中で、一方より他方のほうがよいサイトである可能性もある。そういった点がアップデートで変わる可能性がある
コアアルゴリズムアップデートに関するブログ記事や検索品質評価ガイドラインを参照する
オンラインに限らない評判の獲得
Q.robots.txtでブロックしていないのにインデックスカバレッジのエラーが表示される、テスターでも問題ないが悪影響はあるのか
A.このケースでは金谷さん調べで現在は問題なさそう。
サーチコンソール上で(画像+テキストで)フィードバックを行う(日本人はいないがサーチコンソールチームのエンジニアがGoogle翻訳しながら対応してくれるとのこと)
Q.スマホ検索でサイト内画像をサムネイルとして表示したいが、取れる対策はあるか
A.今のところ画像を指定して出す方法は公開していない
取ることができる対策としては画像検索のヘルプを参照し、画像の情報を伝えること
(おそらくこちらのヘルプのこと:https://support.google.com/webmasters/answer/114016?hl=ja)
Q.別のドメインからサイトマップを送信したところカバレッジに反映されない
A.このケースではッサイトマップを置いたドメインがdisallowされているのではないか
Q.https化をしたらサーチコンソールもhttpsで追加したほうがいいのか
A.そのとおり
もしhttps化の後もhttpのほうでデータが取得され続けているのであれば、何か問題がある可能性がある
Q.ドメインは異なるが、中身は全く同じ場合は重複コンテンツにあたるのか
A.このケースでは重複コンテンツではない
重複していると判断されたとしても順位が下がるような不利益(ペナルティなど)はない、正規化されたコンテンツが表示されるだけ。
双方表示されていないのならランキングの問題
Q.MFI(モバイルファーストインデックス)後のcanonical設定はどのようにすればよいのか
A.現在はセパレートURLはおすすめしない
別々のページが存在する必要があるのかどうか考える
それでも正規化する必要があるのであれば、canonicalではなく、リダイレクトするのがよい
Q.検索パフォーマンスレポートのデータ収集タイミング
A.(金谷さんによると)登録する前から収集している(登録したときに以前のデータが見られる)
Q.サーチコンソールの「所有者として確認済み」の後数日たってもサーチコンソールのプロパティに表示されない
A.このケースでは新しいサイトであるために時間がかかってしまった可能性がある
Q.Google検索で表示されるサイトの個人情報を削除してほしい
A.ユーザー側の問題なので、ウェブ検索フォーラムで質問してほしい
Q.max-image-previewのrobotsメタタグの値について(none/standard/large)
A.standardは通常の検索結果の正方形のサムネイル
largeはviewportいっぱいの画像
※未展開なので現在は確認できない
Q.サーチコンソールのタイムゾーンはPT(PDT)だが、実社会に併せてPSTとPDTに切り替わるのか
A.切り替わる
Q.サイト名を大幅に変更する(ドメインはそのまま)とランキングに影響するのか
A.サイト名ほど大きなものになると影響する可能性がある
とはいえ、ユーザーからわかりやすい名前にするなど目的があるのならば変えたほうが良いのではないか
Q.discoverで大きな画像を表示する方法について
A.max-image-previewでlargeを指定していると
・discoverで大きな画像を表示できる
・フォームから申請する必要がなくなる(AMPを使ってもよい)
Q.自演対策に関する手動対策リクエスト(※告発による手動対策の依頼)
A.スパム対策チームに共有するとのこと
Q.データセンターのログが存在せず、クロールエラーが特定できない
A.このケースのクロールエラーはウェブマスター側が心配する問題ではないため、なぜサーチコンソールに表示されてしまうのかを調査中
次回のウェブマスターオフィスアワーは10月下旬予定とのことです。