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ウェブマスターオフィスアワーまとめ(2020年8月6日)

8月6日にウェブマスターオフィスアワーが行われました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容をまとめます。

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Q&A

自サイトのコンテンツがコピーされた時の対応

Q.コピーされた検索結果が確認でき、クリックすると海外サイトに飛ぶが、対象のコンテンツがみあたらない
A.ハッキングが問題の本質であると考えられる。
ハッキングされてコンテンツがコピーされて、クローキングが行われている。
ドメインのオーナーに連絡したり、スパムレポートを送ってほしい

Googleしごと検索のマークアップ

Q.推奨フィールドが完全でない場合、表示上悪影響はあるのか
A.仕組み上不利にはならないが、あったほうが利用者の判断がつきやすくなる

リダイレクト

Q.ページランクを転送する目的で、301の代わりに308を、302の代わりに307を用いてもいいのか
A.Googleを使う限りではどれもPageRankを転送する
しかしGoogle以外ではこの限りではないため、RFCで定められている通りに使用するとよい

タイトルタグはランキング要素か

Q.タイトルタグの文字数の多い少ないはランキング要因なのか
A.文字数が少なすぎると内容を端的に伝えられないかもしれないが、伝えられているのであれば文字数は気にしなくてよい
ユーザーが検索結果ページで見たときに読むべきページであるかどうかを区別できるようにしておく

Search Consoleでのモバイル検索結果表示

Q.平均掲載順位のグラフが途切れ途切れになったり、モバイルユーザビリティエラーが出るがモバイルフレンドリーテストでは問題ない状態である
A.状況が確認できない、または質問のポイントがわからない

ドメインの移行を伴う301リダイレクトの評価

Q.サブドメインに移行した場合、順位は維持できるのか
A.サイト移転を行う以上、ランキング変動への影響は避けられないが、ベストプラクティスに従うことで最小限にすることは可能。一時的に下がったとしても元に戻ることもある。
このケースではシステム変更のためにURLを変更するようであるが、裏側のシステム変更のために表のURLを変更する必要があるのか

※注:URLの変更は基本的に推奨されていません。
また以下の記事も参照ください。

URL の変更を伴うサイト移転 – Search Console ヘルプ
サイトリニューアルで失敗しない為のSEOチェックポイント – サクラサクラボ

サイト名指名検索した際にサイトリンク付きで表示させたい

Q.指名検索でサイトリンクを出したい
A.基本的にサイトリンクを制御することはできない

Q.アコーディオンで隠しているナビゲーションリンクはサイトリンクに表示されにくいのか
A.通常のリンクが認識されていないためにサイトリンクに表示されていないというケースは考えにくいがURL検査ツールなどで認識されているかチェックしてみるとよい
なお、サイトリンクには領域を広くとって掲載されるものと、スニペットの下に一行で表示されるものがあるが、いずれの場合も制御することはできない

エラー解消ページを一括で送信したい

Q.インデックスカバレッジエラー解消に向けて対応しているが、まとめてリクエストできるのか
A.「修正を検証」ボタンから可能。1つ1つリクエストする必要はない
ただし、「公開URLをテスト」や「インデックス登録をリクエストする」を一括で行うことはできない

レスポンシブサイトのGoogleからの評価

Q.スマホ版ではCSSで非表示となっていて(ソースコードには存在する)、それを表示させる導線が存在しないコンテンツの評価
A.ほとんどのケースでは隠しテキストにあたるのではないか
ガイドラインに違反している可能性が高い(手動による対策の対象になるかどうかは別として)

※注:ユーザーがどうやっても表示できないコンテンツは隠しテキストにあたると考えられます

MFI:初期状態で非表示のコンテンツ

Q.初期状態で非表示にする際の推奨形式はあるのか
A.推奨はないので都合がいいようにするとよい
URL検査ツールなどでクローラーが認識できているか確認するとよい
display:noneを使うから良い悪いということはできない

Q.ソースコード上には存在するが、それを表示する導線がない場合はどうか(例スマホ版でパンくずリストを非表示にする場合)、検索順位にネガティブな影響を与えることはあるか
A.メインのコンテンツが同等になるようにしてほしい
PCとSPでナビゲーションが異なることはあることなので、これによって直接不利になることはないと考えられる
ただしメインコンテンツであるテキストや画像に対して行うと前回の質問と同様に隠しテキストにあたる可能性が高い
この場合、検索順位にネガティブに影響する可能性がある

ペイウォール構造化マークアップの仕様

Q.リードイン形式で実装する際、GooglebotかどうかをUAやIPアドレスで判定して問題ないのか
A.問題ない(ペイウォールで認められている仕様なのでクローキングにならない)

Q.ペイウォール内部のコンテンツも評価されるのか(ペイウォール外部の低品質評価を避けたい)
A.ペイウォールは本来有料である部分を検索結果に表示させる目的で行うもので、それにより検索結果に表示される機会が増えると考えられる
ペイウォール外部のコンテンツの低品質についてはあまり気にする必要はない

構造化データのWebP/SVGサポート

Q.組織のロゴの構造化データがWebP/SVGサポートをしたが、その他の画像では対象なのか
A.デベロッパーページを見てほしい
ロゴ以外に記述がないので対応していない
また、日本語ドキュメントは英語のほうより遅れる場合がある

※注
金谷さんは上記のように回答していましたが、すでに構造化データの画像においてWebP/SVGはサポートされているようです。

August 5: Clarified in all relevant documentation that images referenced in structured data must be in one of the image file formats that are supported by Google Images.
Latest updates | Search for Developers

実際Product構造化データのドキュメントにも、画像検索でサポートされているすべてのフォーマット(現在はBMP、GIF、JPEG、PNG、WebP、SVG)が利用可能と記載されていました。

実装状況と金谷さんの説明に相違があった理由は、今回のオフィスアワーは録画であり、WebP/SVGサポート発表との間にラグがあったためです。

記事ページがインデックスされない

Q.サイトマップ送信、インデックスリクエストを行ってもインデックスされない
A.このケースでは特にGoogle側に問題は発生していない
コンテンツを魅力的にする、より多くの人に読んでもらうといったように、コンテンツを作ることと広めることに注力するとよい

自社サイトを複数所有している場合の被リンク

Q.良質な被リンクになるのか、自作自演のリンクになるのか
A.Google内部にはポリシーがあるが、外部には言及を避けている
ユーザーにとって便利になるケースと不便になるケースがあるし、誘導するためだけの目的で使われる場合もある
もしGoogleがなかったらそのリンクを設置するのかを考えて、ユーザーにとって有益な形でリンクしてほしい
スパムの懸念があるのならnofollowを設定するとよい

ブロックされたがインデックスされている

Q.「robots.txtによりブロックされましたが、インデックスに登録しました」の対処法
A.disallowされている一方で、web上にリンクが存在するという相反する状況であるためにクロールされている
ただし、この場合タイトルやスニペットが表示されない
これを課題として解決するかどうかは、こういったURLがどれくらい発生しているかによって検討してみるとよい
リンクにnofollowをつけているのであればdisallowする必要はないし、インデックスさせたくない場合noindexを付与すればよいのではないか

※注:この状況は外部リンクが存在する場合でも起きうる現象です。

検索結果での表示を制御する、各種の申請とサイト移転

Q.サイト移転やアドレス変更ツールを使った場合に、以下は新サイトにも適用されるのか
・削除ツール
・手動による対策
・個人情報の削除
・著作権侵害の申し立て
・その他、法律違反
A.本来の用途として想定してないことや結果として影響するものもあれば影響しないものもあると考えられるため、具体的な言及は控えたい
ただし、例えば、
・削除ツールに関しては削除したいページは移転しなければいいのでは?
・手動による対策を避けるための移転なのか?本質的な解決にならないのではないか
・その他法律的なことはコメントできない

レポート画面とAPIの数値が異なる

Q.インデックスカバレッジレポートでのインデックス数とAPIのcontents[].indexedの数が異なり、後者が0で返ってくる場合が多い
A.大きく値が違うようであればサーチコンソールからフィードバックを送ってほしい

amp-mustacheでURLが展開されずクロール

Q.<a href=”{{}url}”>というリンクを直接{{}url}というパスとしてGooglebotにクロールされている
A.こういった状況がすべてのページで発生しているのでなく一部のページに発生しているのであれば、そういったページに固有の状況がないか確認してほしい

※注:AMP mustacheとはAMPでテンプレートエンジンを実装する際に使用されるコンポーネントで、JSON形式のデータを参照、反映してページを表示できる

スパムサイト通報方法

Q.スパムサイトの通報を行ったがそのままになっている
A.スパムレポートの内容を1件1件対応するのではなく、似たような事象をアルゴリズムで適用しようとしている
なお、ほとんどのケースではGoogle検索から表示されなくなっているはずであるが、このサイトを探そうとする検索を行うと表示されることがある

Web Vitalsに関する各種質問

個別の質問は取り上げられませんでしたが、以下のように回答されました。

A.Web Vitalsはすでに計測・確認できるので改善するとよいが、まだランキング要素ではない
先日のアナウンスはプレアナウンスであるため、質問の詳細について回答することは難しく続報を待って欲しい
Web Vitalsはすでに速いサイトがさらなる高みを目指すためではなく、遅いサイトにこそ気づいて対策してほしい

※注:Core Web Vitalsについては以下の当ブログの記事も参照ください。
Googleランキング要因になるCore Web Vitalsとは?概要から改善方法まで徹底解説!

URL検査でのメッセージの解釈

Q.「URLはGoogleに登録されていますが問題があります、すべての拡張機能の対象にはなりません」の対応方法
A.質問者のケースでは解決されたのではないか

ブログ・ツイート紹介

ベータ版リッチリザルト終了


リッチリザルトテストツールが正式版に、構造化データテストツールが終了予定。

Googleでのスパムレポートの利用方法

MFI移行延長

さいごに

次回は9月上旬開催予定とのことです。

過去のウェブマスターオフィスアワーまとめはこちら
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blog-tags/webmaster-office-hour

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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