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ウェブマスターオフィスアワーまとめ(2020年11月5日)

11月5日にウェブマスターオフィスアワーが行われました。
Googleの金谷さんとあんなさんが回答した内容をまとめます。

Googleからのお知らせ

URL検査ツールからのインデックス登録が無効化

日常的に使うことを想定している機能ではないためさほど影響はないはずで、サイトマップを送信しておくなどにより新規URLはインデックスされる、とのことです。

MFIの取り扱いについて

これまでと変更はないが補足・確認としてアナウンスされています。
MFI後もモバイルのクローラーがクロールできる状態であればインデックスされる
MFIとは、インデックスに使われるクローラーをモバイル版に変更することであり、モバイルフレンドリーとは別物

Q&A

サイト名がおかしくなった

Q.アンチスパムを切り、TOPページのサイトバナーを変更したところ、サイト名がおかしくなり検索順位にも出なくなった

A.このケースではハッキングされて改ざんされている
ハッキングされた際にクローキングやリダイレクトが行われることがあり、ユーザーが見たときに気づかないこともあるが、Googlebotには改ざんされた内容が見えているので、これがインデックスされてしまう
HTMLやサーバーの設定ファイルなどから痕跡を確認する

※補足
ハッキングが疑われる時は以下の記事を参照するとよいとのことです。
ハッキングされたとき
https://developers.google.com/web/fundamentals/security/hacked?hl=ja

動画コンテンツはSEOに効果があるか

Q.YouTubeやニコニコなどの動画を埋め込むことはSEOに効果があるのか

A.単純に動画を載せるだけでは順位は上がらないだろう
大事なのは動画があることによりコンテンツが理解しやすくなるかどうかであり、そのようなケースではユーザーからわかりやすいサイトだと評価され、長い目で見たときにサイト評価が高まる傾向があるだろう
一方、自分のコンテンツがほとんどないのに他人が投稿した動画を利用してサイト評価を上げることは難しいだろう

評価傾向を悪用したSEO対策への対応

Q.企業ドメイン配下にメディアを作り、そのメディア上で企業の事業内容と全く異なる分野のページを配信してもいいのか、ペナルティを受けることはあるのか

A.みなさんが思うよりは効果が少ないと思う(Googleは多くを対策していて、目に見えているのは一部のはず)
ガイドライン違反かどうかはケースバイケースである
企業ドメインなど強いドメインの配下に置いたという理由だけで順位が高くなるのであれば、ペナルティでなく適正に評価されるように変更を行うだろう
気になるサイトがあればスパムレポートやTwitterのDMを通して報告してほしい(ただし1件1件対応するのではなく、アルゴリズム的に対応できるようにしていく)

検索結果に画像を反映させたい

Q.検索した際にスポーツクラブのエンブレムが反映されない
(スポーツプロチームからの質問で、試合結果等が表示される際のことを指している模様)

A.検索結果として表示されるものではあるが、自然検索の機能ではない。
専門の担当チームがいて、反映させるためにやりとりが必要なので、金谷さんのDMに連絡してほしいとのこと。

パンくずリストの構造化データ

Q.SPバージョンにパンくずを表示していないのに構造化データマークアップを行った場合、ガイドライン違反にあたるのか?

A.
レスポンシブなどで、PCには表示しているのにSPには表示させておらず、対応に悩んでいる方がいることは理解している
ガイドラインからすると理想的な状態ではないものの、手動または自動化された対策を受けているケースは見たことはない

※補足
ガイドラインには以下の記述があります。

ページの読者に表示されないコンテンツをマークアップしないでください。
構造化データに関する一般的なガイドライン

SPユーザーに対しては理想的な状態ではありませんが、Googleが対策を行っていないということは、検索順位を操作する悪質な施策ではないとGoogleが考えている可能性があります。

動画構造化データのregionsAllowed属性

Q.MovieObjectでサポートされるようになったregionsAllowedプロパティは、許可されない国ではリッチリザルトや動画検索に出てこなくなる、ということなのか

A.営業上・ポリシー・法律上などの理由で動画を表示させない(or表示させる)国を指定する場合に使用するプロパティで、検索結果に取り入れて使う予定である

画像検索でのレシピ情報を表示させたい

Q.構造化データでマークアップしていてもタイトルや説明文は表示されるが、材料の項目だけ表示されない

A.クオリティや実装に問題があるのではないため、そのまま投稿し続けてユーザーから選ばれるレシピサイトになるようにするとよい
ただしこのサイトでは、未来の日付で投稿されており、不信感をもたれる可能性がある

AMP必須の構造化データ要素のエラー

Q.リッチリザルトテストツールでは正常に認識されるが、サーチコンソールでは「必須の構造化データ要素のエラー」という警告が出る

A.エラーではなく警告である
無視できるから表示しないということは公式ツールとしては難しい
リッチリザルトツールではリッチリザルト対象と診断されているので、表示させる目的では問題ない

CMSの仕様で理想的な実装ができないのであれば、CMSやテンプレート作成者にフィードバックするとよいのではないか
Googleのツール間で表示結果が異なることについてはプロダクトチームに共有した

リッチリザルト表示されなくなった

Q.一時的に表示されていたよくある質問のリッチリザルトが表示されなくなってしまった

A.実装に問題はないが、実装したからと言って必ずしも表示されるわけではない(仕様の範囲内である)
リッチリザルトが表示される必要があるのか、表示されないことで問題があるのか確認するとよいのではないか

また、別途よくある質問ページがあるような場合にはサイトの構造を考え直してみるのもよいのではないか

上位表示しているサイトが突然消える

Q.上位表示しているサイトが突然消えて、1位か圏外かという状態になる
site:URLの検索でも消える

A.現象が確認できなかったが、起こりうる
Googleは複数のサーバーで運用しており、サーバーの更新のずれはあるため、タイミングにより別のサーバーにつながることでが順位のずれが起きてしまうことがありうるが、1位と圏外という極端なことが起こることは考えにくい
9月のインフラの不具合が影響していた可能性
これに対して直接できることはないため、コンテンツ改善に注力して欲しい

※補足
複数のデータセンターについては、かつて(2019年)起きたインデックス障害について説明するブログの中で言及されています

基本的に、検索結果をユーザーに提供する場合、サービス速度を向上させるために、ユーザーのクエリは Google 検索サービスをサポートする最も近いデータセンターに「旅」します。ここで Search Engine Results Page(SERP)が生成されます。そのため、インデックスの構成に変更(一部のページの追加や削除、ドキュメントの統合、または他の種類のデータ変更)がある場合、対象となるすべてのデータセンターに変更を反映する必要があります。
Google 検索でインデックスの問題が発生: その対処法と教訓

今年9月の不具合についてはこちら(すでに修正済み)

PCの検索結果でモバイルページが出てしまう

Q.別々のURLで運用していてアノテーションは問題ないのにPCの検索結果でモバイルページが出てしまう

A.金谷さんが確認した際には現象が確認できなかった
PCでモバイルページにアクセスしても導線がないためモバイルページを見続けないといけない状況になっているのではないか。
対策として、リダイレクトを設定しておくとよいのではないか
そもそもレスポンシブか、せめて動的な配信にするとよい

※補足
先日似たような質問にJohn Mueller氏が回答しています。

意訳:
PC用にモバイル向けURLが表示されているのだが、PC向けURLは出ないのだろうか?
→通常はそうなるがいつもではない。そのため、PCユーザーが迷わないようにリダイレクトを設定しておくとよい

GoogleはなるべくPCにはPCページを表示させるようにしているが、常に表示されるわけではないとのこと。
金谷さんと同じように、リダイレクト設定や、(これとは別のツイートですが)別々のURL形式を使わないことが推奨されています。

インデックスされているページが表示されない

Q.インデックスされているものの検索しても出てこない(メインクローラはPC)

A.メインクローラがPCだからといって検索結果に出ないということはない
メインクローラをSPに切り替える方法はない

このサイトの場合、カタログサイトのようになっており、コンテンツを改善することが必要なのではないか

検索結果に表示されない

Q.コンテンツを増やすと検索にヒットするが、また検索されなくなる
(ブログドメインの他にカスタムドメインがある、移転が絡むなど、このサイトの状況は複雑な模様です)

A.現在はきちんと表示されており、大きな問題は解決しているはず
移転前のサイトは誰でも取得できるサイトのようで、それを別の方が運用しており、会社名で検索した際にそのサイトが表示されている模様
サイトが新しく、移転をGoogleが理解・評価できていない状態である模様(リダイレクトなどサイトの移転をやってほしかった)
今できることがあるとすれば、旧サイトにリンクをしている人たちにリンクを付け替えてもらうよう依頼する
また、このケースでは別にブログサイトが存在しているが、なぜ存在しているのか理解できず、正規化しようとしているのであればいっそのこと消してはどうか

グーグルサイトページがインデックスされない

Q.URL検査にも緑のチェックが入っているがインデックスされない

A.現在は検索されるようになっている
新規のサイトであるため表示されるまでに時間がかかっていた可能性がある(正常であり、仕様)

サイトリニューアル後インデックス除外される

Q.URL変更を伴うリニューアル直後はインデックスされていたが、「重複しています」の該当ページが増えて除外ページが増えた

A.担当チームに報告した

自動生成されるコンテンツだけだと、他のページとほとんど差異がない、または不具合と解釈される可能性があるため、専門的なコメントなどを追加することで、重複でないことのヒントを追加するなどの対応が考えられる

※補足
直接の原因になっているかどうかは不明ですが、このケースではwwwありなしの変更やファイルURLの変更などが行われています。SEO上、URLは極力変更しないことが推奨されています。
変更する場合であっても、フェーズ分けしたほうがよいと考えています。(フルリニューアルでデザイン・コンテンツ・URLなどを一度に変更しない)

サムネイルに年齢認証画面が表示される

Q.Google Discoverのサムネイルに年齢認証画面の画像が表示されてしまう

A.対象画像をインデックスさせない設定をしてはどうか(robots.txtなど)

セーフサーチで検索すると表示されない

Q.アダルト作品もあるが、一般作品も広く扱っているサイトで、セーフサーチでサービス名で検索しても表示されない

A.仕様です
現状で回避する方法はないのではないか

※補足
セーフサーチで除外される可能性の高いコンテンツは別サイトで展開することで、本体サイトへの適用を避けられる可能性があります

インデックスに登録される/ない URLの違い

Q.インデックスされるURLとされないURLの違いや原因はわかるのか

Q.Googleはすべてのコンテンツをインデックスして検索結果として配信しているわけではない
ユーザーに見られているコンテンツであるかどうかは重要であるため、コンテンツを改善する
1つ1つのコンテンツを改善することが難しいのであれば、コンテンツの見せ方やサイトのあり方を変える、考える

※補足
インデックスされない場合、カバレッジレポートにて除外理由を確認してみるのが効果的と考えられます。
チェックポイントや対応については以下の記事を参照ください。
Googleにインデックス登録をリクエストする方法とインデックスされないときのチェックポイント

Googlebotからのクロール頻度

Q.クロール頻度は「最適に計算」になっているが、不定期・突発的に秒間2000ほど増えてサーバーダウンすることがある

A.このECサイトでは、URLパラメータにより様々なURLが生成されている
以下の公式ブログを参照して欲しい。このサイトでは、挙げられている悪い例が実装されていた。

ファセット ナビゲーションのベスト プラクティスと 5 つのワースト プラクティス
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/03/faceted-navigation-best-and-5-of-worst.html

※補足
ファセットナビゲーション(例えばECサイトにおける絞り込みや並び替えリンクなど)はURLパラメータを含むことが多く、Googleがクロール対象とするURLが多くなりがちです。
クロールやインデックス対象を無尽蔵に増やさないよう、対策が必要です。

URLパラメータについては以下の記事もご覧ください。
URLパラメータを用いる際のSEO上の注意点

ユーザー行動が求められるコンテンツの評価

Q.ソース上に最初から存在するが、ユーザーがクリックしたときに表示されるコンテンツの評価について、インデックスされない、重要度を下げられるなどあるのか?

A.特に問題はない(順位が上がるかどうかについては答えない)、検索されるかどうかは該当テキストで検索することで自身でも確認可能
重要なコンテンツであれば最初から表示させてはどうか
細かい表記にこだわらずに、このサイト(ここではレストラン)の評判が高まるような施策を取るといいのではないか

自社サイトがMFIに移行されない

Q.URL検査ツールではスマートフォン用であるが、設定ページではPCとなっている
ただし下層のURLはパソコン用も含まれていた

A.このケースではURLがなく確認できない
クロール日時を確認してみてほしい(PC用botのクロールが古ければすでに移行している可能性があるし、下層ページが現在もPC用でクロールされているのであれば移行していない可能性もある)

次回は12月3日(木)の予定
年内にさらにもう一回開催予定とのことです。

過去のウェブマスターオフィスアワーまとめ一覧
https://www.sakurasaku-labo.jp/blog-tags/webmaster-office-hour

前回のウェブマスターオフィスアワーまとめ(10月1日)
https://www.sakurasaku-labo.jp/blogs/webmaster-office-hour-20201001

執筆者 / 監修者

ねぎお社長 (根岸雅之)
ねぎお社長 (根岸雅之)
サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

1980年生まれ 東京都稲城市出身、都立三鷹高等学校、専修大学文学人文科学を卒業後、2003年に学校関連の広告・出版を扱う株式会社JS コーポレーションに入社。
3年勤務した後に、学生時代より、ベンチャー企業への興味関心が高かったこと、より企業の課題解決に向き合っていきたいという想いから、WEB マーケティング業界へ転身。
2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。

同年10月に、当時4名のベンチャー企業であった当社の役員と共鳴し、転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。9年連続でラスベガスで開催されるPUBCONに参加するなど海外の最新のSEO情報の収集にも尽力。
現在は、サクラサクラボの編集長、サクラサクラボチャンネルでの情報発信などの自社マーケティングを通じてBtoBマーケティングにも精通し、ここで培ったノウハウをもとにコンサルティングを展開。

3歳から現在に至るまで、サッカーを続けており、組織マネジメントにおいて、この経験値を大いに活用している。

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