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ページネーションとは?SEO上で考慮すべき実装ポイント

ページネーションとは長くなってしまったWebページを複数に分割し、分割された各ページに対しリンクを設置しアクセスしやすくすることを指します。ブログサイトの記事一覧ページや、Google検索、ECサイトなどによく設置されています。
この記事ではページネーションのSEO効果や設定方法を解説します。


2019年3月、Googleはページネーションメタタグのサポートを終了していたことを明らかにしました。
ページネーションをメタタグとして設定する必要性は薄れているものの、ページネーションされたページには依然として考慮すべきSEOポイントがあるため、それらについても解説します。

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ページネーションの役割

時にWebページは非常に長くなることがあり、ユーザーにとってはスクロールが大変になってしまうことがあります。
このような際にページを分割することがページネーションです。

ページネーション

ページを分割することで、以下のようなUX(ユーザーエクスペリエンス)上のメリットがあります。

・情報量が多くなることによる読み込み速度の低下を避けることができる
・ページ読了に必要とされるスクロール量を軽減する
・ユーザーが現在の居場所を把握しやすくなる

ページネーション設定のSEOポイント

検索エンジンに対してはページネーションは以下のようなポイントを目的として設置します。

・ページネーションによって各詳細ページへのクロールを助ける
・ページネーションされた情報のかたまりとして認識してもらい、情報の豊富さを理解してもらう

そのために、以下の3点に留意して設定する必要があります。

・HTMLメタタグ(rel=next/prev)
・内部リンク
・タイトル・見出し

なお、メタタグについては前述のとおりGoogleのサポートは終了しています。

しかし、近年日本でもPCでのシェアを拡大しているBingはページネーションのサポートを継続しており、設定する意味がないわけではありません。

Googleだけを考えるとメタタグの設定は不要ですが、代わりに内部リンクやタイトル・見出しに気を配る必要があります。

なぜなら、メタタグのサポートが終了しているからこそ、他の方法でGoogleにページネーションされたページの関連性を正しく伝える必要があるからです。

まずはメタタグの設定方法から解説します。

ページネーションメタタグの設定方法

ページネーションの設置は、HTMLのhead部分に「rel=”prev”」と「rel=”next”」を記述します。これらのタグはページの順序を示しており、rel=”prev”で「前のページ」、rel=”next”で「次のぺージ」を指定します。では、実際にページネーションの設置方法を見ていきましょう。
※なお prev は previous の略です。 preview の略ではありません。

最初のページには「前のページ」が存在しないので、次のページである2ページ目のみを指定します。

<head>
<link rel="next" href="2ページ目のURL/">
</head>

2ページ目には前後にページがあるため、「rel=”prev”」「rel=”next”」両方のタグを記述して1ページ目と3ページ目のURLを記述します。

<head>
<link rel="prev" href="1ページ目のURL">
<link rel="next" href="3ページ目のURL">
</head>

最後のページには次のページがないため、前のページのみを記述します。

<head>
<link rel="prev" href="1ページ前のURL">
</head>

ページネーションメタタグ設定時の注意点

ページネーションは、完全URLで指定します。
相対URLでも設定可能ですが、別のディレクトリやサブドメインでないことを誤解なく伝えるためです。

GoogleのSEOだけを考えるのであれば、rel=next/prevは不要です。(記述したままでもデメリットはありませんので、既存ページからの削除も必要ありません)
新規ページにrel=next/prevを設定すべきかどうかはBingの影響が大きいと見るかどうかによるでしょう。
なお、BingはPCでシェアを伸ばしているとはいえ、モバイルも含めた日本での検索エンジンシェアは6%弱と見られます(2020年2月)。

ページネーションまわりの内部リンク・タイトルタグ等の設定

まず、内部リンクで注意すべきなのは以下のポイントです。

・ページ番号をアンカーテキストに含める
・次のページと前のページへのリンクを設置する

加えて、タイトルタグや見出しの設定にも留意します。
ページネーションされたページのタイトルタグや見出しに、例えば「〇ページ目」といったように、ページ番号を含めておくのが効果的です。
これにより、タイトルなどの重複が避けられるうえ、ユーザーや検索エンジンがページネーションされたページであることを理解しやすくなります。

なお、2020年3月のオフィスアワーにてGoogleのJohn Mueller氏がページネーションされたページの内部リンク・タイトル・見出しについて言及しています。
ページネーションタグのサポート終了後も考慮すべきポイントがあるということになります。

その他の注意点

ページネーションされたページは記事が分割されているような場合を除き、必ずしもインデックスされる必要はありませんが、クロールされる必要があります。
noindexやnofollowは避け、可能であれば自己カノニカルを設定しておくとよいと考えられます。

canonicalタグの書き方と使い方
https://www.sakurasaku-marketing.co.jp/labo/blogs/canonical

まとめ

Googleがページネーションタグのサポートを終了したとはいえ、SEO上考慮すべきポイントがなくなったわけではありません。
むしろタグのサポートが終了されたからこそ、競合サイトが行っていないベストプラクティスに留意して施策を行うことのメリットがあります。

特にページ数の多いサイトではページネーションまわりの設定を確認しておくことをおすすめします。

   

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    執筆者 / 監修者

    ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社取締役 社長ねぎお社長 (根岸雅之)
    サクラサクマーケティング株式会社 取締役社長 COO

    1980年生まれ 大学卒業後、一貫して、広告・マーケティング業界に身を置く。2006年にSEM コンサルタントとして、インターネット総合代理店、株式会社オプトに入社。リスティング、ディスプレイ広告の運用から、SEOの施策提案など主にキーワードマーケティング領域に特化した業務に従事。同年10月に株式会社ブルトア(現サクラサクマーケティング株式会社)に転職。入社後は、営業をはじめ、SEOコンサルティング、新規事業開発、自社マーケ、人事、財務と幅広い領域を経験し、営業部長、執行役員、取締役と経て、2015 年に社名変更とともに取締役社長に就任。

    SEOコンサルタントとして大規模サイトから新規サイトまで、売上向上に繋がるコンサルティングを武器に200サイト以上の実績。2023年には『なぜほとんどコンテンツマーケティングは失敗に終わるのか?』を執筆。ねぎお社長のSEOチャンネルをはじめ、YouTube、メルマガ、SNを通じて積極的に情報発信。

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